ヒトコトLAトーキング #30 MLK Jr Day. マーチンルーサーキングJr デー!

年始から続く雨マークもやっと天気予報から遠ざかりいつも通りのカラッとした晴れ模様が少しずつ戻って来ました。海岸沿いでは高潮や雨により海に流れ出たデブリの影響でまだまだ心配な状態です。そんな中、今週1月16日はマーチンルーサーキングジュニアデーでした。”I Have a Dream”の演説で有名ですが周知のとうり彼はアメリカ全土に黒人差別をなくす運動にとてつもなく貢献した第一人者です。

彼の功績を讃え、毎年1月3週目の月曜日がFederal Holiday (どの州でも祝日)となっていてアメリカのカレンダーには必ず表記されています。大体の公共機関は休みになりますが全てではないです。まずは銀行などの金融機関は一般的に休みです。学校も普通休みになるので多分単純にこの日を休日として楽しんでいるのは学校が休みになる子供達、または子供達を車で送り迎えしないですむ親達ではないでしょうか。一般企業やサービス業では休みになることはあまりないです。

ところで彼が生まれてから今年で38回目の誕生日となるようですが、どの州でもパレードが行われます。今年ロサンゼルスで行われるパレードは3マイル(およそ4.8キロ)となり、この長さは他のどの州で行われるマーチンルーサーキングパレードよりも長いそうです。なお今年のこのパレードのテーマは、“Making America the Last Best Hope of the World.”だそうです。Google翻訳すると”アメリカを世界の最後の最高の希望にする”となりました。なんだか今までのハリウッドヒーロー映画のタイトルを寄せ集めたみたいでいかにもアメリカっぽくていいです。 

<https://ktla.com/news/local-news/38th-annual-kingdom-day-parade-in-honor-of-martin-luther-king-jr-kicks-off-monday-in-los-angeles/

パレードのスタート地点がマーチンルーサーキングJr通りと聞いてふと思ったのですが、アメリカには一体どれだけマーチンルーサーキング Jrと呼ばれる道の名前があるのでしょうか?

“Since that day, more and more streets have had their names changed to honor Dr. King’s legacy. To be exact, there are at least 955 streets in the U.S. named after him, making up more than 22,000 census blocks. There are MLK Jr.-named streets in 41 states, Washington D.C., and Puerto Rico.”

<https://www.wtsp.com/article/news/national/streets-named-martin-luther-king/67-5f2f14de-9128-49b5-8dd4-59de521089bb>

上記サイトによると2022年の時点でアメリカ全土の41の州で955の道に彼の名前が付けられているそうです。ちなみにロサンゼルス市内には一本だけのようです。驚いたのはプエルトリコにもこの名前の道が存在しているようです。プエルトリコはカリビアンにある島の一つで独立した国だと思っていましたが, 実はアメリカのテリトリー内(A territory of the United States)でした。なのでアメリカ人もしくはグリーンカード保持者ならば入国にビザも要らないのでアメリカ人にとっては気軽に行ける所だったんですねえ。

マーチンルーサーキングのように歴史を変えるほどの人種差別に貢献した日本人はいるのかとふと思い軽く調べはじめました。今のところそういった記事は見つかりません。日本は島国でありほぼ単一民族であると言われているのでアメリカほどの人種や文化の違いから起こるヘイトクライムはかなり少ないと思うのですが、これから何十年後の少子化日本はきっと違ってくると思っています。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ系日本人、他のアジア諸国系日本人達がそれぞれ受け継いだ文化を日本国内にうまく融合できればいいと思うのですが、日本の将来、一体どうなるのか乞うご期待ですね。