ヒトコトLAトーキング #52 コミコン

いよいよ明日、7月20日から始まるコミコン!(Comic-Con = Comic Convention) サンディエゴという街で今年も開かれます!毎年ナショナルニュースで必ず取り沙汰されるほどの人気は日本のアニオタのおかげでしょうか。アメリカでアニメはすっかり定着していてその言葉自体もアニメーションの省略形だなんて説明する必要も今はないです。マクドナルドはアメリカではマック、とかマクドという表現はほとんど聞かないんですが(少なくとも西海岸では)、アニメという省略形は日本からの逆輸入言葉のような気がします。

そんなことより今年のコミコンはコロナ後のせいもあるのか大盛況のようです。バッジ制ですが既に完売のようで今からの購入はもう無理、また来年もしくは確か冬にあるLAコミコンまで待ちなさいってことです。無事購入できた人達は派手にコスチュームを着てコミック関連会社のブースを練り歩いたり、有名なアニメーター達の話を聞いたり、思う存分アニオタ情報交換できる公式の場です。

Over 550 exhibitors (or over 900 if you include all areas) are listed for this year’s Comic-Con, covering comics, merchandise, video games, television and film. All the major players in each category are represented — for comics, that includes Boom! Studios, IDW Publishing, Image Comics, Marvel Entertainment (again separated into the main booth and a separate merch store), Oni Press, and the return of Dark Horse. And, most importantly — DC is back. Although the big Warner Bros. booth appears to be sitting out, DC has its own standalone booth for the first time since 2017.

550以上のExhibitors (エキジビットする人達=ベンダー) がブースに並ぶとあります。コミック、アニメグッズ、ビデオゲーム、テレビや映画、なんとも華やかな業界です。アメリカでの開催なのでやはり米国内コミックメインストリームが勢揃いですがその中でも誰も知ってるスーパーヒーローを扱ってる大手企業がブースを陣取っています。

マーベルコミック

Exhibitionのフロア地図で見ると真ん中のブースに位置するマーベル。ロゴのせいなのかやたら目立って見えますが、サイトの紹介から見ると相当のフィギュアが展示されているようです。

しかもそれぞれのキャラクターが主人公として映画になっているくらいなので日本でもマーベルキャラクターの知名度はかなり高いはずだと思います。その中でも全米超ポピュラーマーベルキャラベスト10なんていうサイトが結構ありました。それぞれのサイトで多少違いはあるものの大体こんな感じです。 

全部映画化されているようですが個人的にブラックウイドーが唯一見たことがないです。ファンに言ったらぶっ飛ばされるのでしょうか。

DCコミックス

去年SDCC サンディエゴコミコンには参戦しなかったDC コミックスですが、去年の出し惜しみのようにブースでは色々用意しているようです。

At the booth, you’ll find a variety of comics, graphic novels, and new merch. They’ll also have limited printings of Superman “Big Blue” Edition, Silver Screen Editions of Batman #655 (LE 1000; $15 each), Booster Gold #1Authority #1(LE 1000; $15 each) and Supergirl Woman of Tomorrow #1 (LE 1000; $15 each), a facsimile blank sketch cover variant of Batman #655, SDCC-exclusive hardcovers for Nightwing Vol. 1: Leaping Into the LightPoison Ivy Vol. 1: The Virtuous Cycle and Batman by Grant Morrison Omnibus Vol. 1, plus limited-quantity chase product like the Sandman Helm Masterpiece Edition, and more.

サイトリンクから見るとやはりバットマン、スーパーマンが一押しのようですが、バットマンに関しては悪役の人気度が依然やばい勢いのようです。特にジョーカー。日本でも残念ながら映画と現実の区別がつかなくなってしまったクレージーな事件当事者の判決が最近あったようですが、良くも悪くも影響力やインパクトはいまだに衰えていないようです。

DCコミックスからもベストキャラクター10がありました。

 どれだけ知っているでしょうか。Shazam (シャザム)は知りませんでした。なぜだかペルシャ語を話す挨拶好きな陽気なおっさんのように一人で勝手に考えてしまっています。John Consatntine (ジョンコンスタンティーン)はキアヌリーブス主演の実写映画はかなり面白かったです。映画ではスーパーヒーロー感はあまりなく暗いホラー映画な感じですが2度見たくなる映画だと思います。
 

Funko

どんなキャラクター商品でも決まった独自のパターンでデフォルメし、それら統一感を保ちながらかわいい人形に仕上げたとでも言えばいいのでしょうか。言葉だけで説明するのは難しいです。多分10年くらい前でしょうか、ロスのどこかの店で箱に入った人形を見たときは日本から来たものだと思ってましたが, シアトル生まれだったんですね。その頃からちょろちょろ目にするようになったり、知人と話が出てきたり、気づいた時にはアマゾンでも売り出してもう人気が止まらない有名ブランドになってたんですね。Funko (ファンコ)という名前は単純に fun (ファンな) Ko=Co (Company の略)で楽しい会社, ファンコになったらしいです。日本語からではやはりこの名前にするには違う方向に行ってしまいそうで少し勇気がいるような気もします。

Where does the name of Funko come from?

The brand name is a pun which combines the English term for fun ( ) with the company (company normally abbreviated as co).

Thus, the meaning of Funko would be, literally, that of: “the company of fun”.

日本のゲーム会社もブースに見られます。バンダイナムコ、コナミ、スクエアエニックス、カプコムなどがありますがもちろん体験ゲームコンソールもたくさん用意しているでしょう。下記リンクではバンダイナムコで用意しているゲームをリストアップしていました。
 Armored Core VI Fires of RubiconTekken 8Sand LandNaruto X Boruto Ultimate Ninja Storm Connections, and Dragon Ball Xenoverse 2.

コミコンなどアニメ関連のニュースを見るといつも外人オタクの集まりという勝手な概念を持っていましたが間違っていました。まずはアメリカコミック本と日本のアニメとは全く違うテイストなので、日本のかわいいきゅんきゅんみたいなキャラはブースやエキジビジョンではあまりなさそうと思います。アメリカコミックのヒーローは男も女も強くてがっしり、見るからのヒーローという容姿がやはりメジャーです。しかもアメリカのコミック雑誌の画風は日本のとは全く違うのでイメージもかなり異なります。

あとはコミコンの本来の目的ですが、同じ業界同士でのベンダー・カスタマーの確立、その年のヒット品サービスに関連する商品の紹介、新製品公開など関連企業にとってその一年の売り上げを左右するシリアスなコンベンションなのです。ものすごい大味なコスチュームで真剣なビジネス会話をしている人達もきっとたくさんいるんでしょう。いまだにセーラームーンになりきってしまった毛深い男性が全米に展開する新製品セールス戦略のワークショップをしているかもしれません!そうゆう新しいビジネススタイルなのかもしれません。とてもいいです!LAコミコンが楽しみです