ヒトコトLAトーキング #73 Yay 年末 in LA

2023年ももう終わり。なのでロサンジェルスの今年の出来事まとめをと思い検索すると、Yahoo ニュースよりLA Timesでの記事から今年1番閲覧された記事を順位ごとに載せていました。 

2023年、最も多く読まれた記事 (ベスト5)

 

1位: フレンズのチャンドラー役、マシュー=ペリーが54歳の若さで亡くなりました。10月28日自宅の風呂場で救急隊に発見されたときにはすでに息絶えていたそうです。検死の結果は鬱病などの治療に使われるケタミンという薬の多量摂取によるものだったそうです。彼はアル中の治療などを受けていてこの薬を処方されていらしいのですが指示された以上のケタミンが血中から採取されたそうです。

 

2位: 72歳のクレイジーな中国人男性が1月21日、春節を祝う中国人コミュニティー、モントレーというエリアで銃を乱射しました。10人が撃たれ重傷、10人が死亡しました。確かこの男性は行きつけのダンススタジオに普段から勝手に出入りし、ダンスをしながらレッスンに来ているおばちゃん達をナンパしている事を店員に注意されたのに腹が立ったのが銃乱射原因だったと覚えています。警察に追われ乱射の翌日車の中で自殺しました。とんでもないジジイです。

 

3位:8月19日、熱帯性低気圧、ヒラリーがロサンジェルスに到達しました。1939年以来初めての上陸となり沿岸沿い、崖っぷちの金持ちが住んでそうな豪邸の庭などが削れてしまったり、特に沿岸部では道路の冠水、停電などの大きな被害が出ました。また洪水警報や普段聞かない警報メッセージが携帯に着信したのを覚えています。

 

4位:Countertop. カウンタートップとはキッチンカウンターのトップ、家のキッチンのテーブルトップのことですが、このリモデルをする業者がある危険にさらされているというニュースです。 シリコシス(Silicosis)と呼ばれる病状は、シリカという物質で二酸化ケイ素と呼ばれるものらしく、体内に摂取するのに害はないのですがこの小さな物質が粉末状となり肺に入るとひどい場合呼吸困難になり最悪の場合死にも至るという問題が注目視されました。パンデミックにより外出を控える人が増え、家のリフォーム業者の業績はかなり上がったそうですが、キッチンカウンターの切断作業時に出る粉末にこのシリカが含まれていて、あるカリフォルニアの20代がこの作業をしていて重症のシリコシスと診断されこの問題が世間に浮上しました。重大なセーフティーガードを設定する必要があるとこれからは州の規定に加わるのでしょう。

5位:フォックスニュースの人気キャスター、タッカーカールソンがいきなりクビになりました。フォックスニュースのゴールデンタイムを担当し、保守的で挑発的なコメントをする司会者として有名で視聴者からかなりの指示を受けていたにも関わらず理由も明らかにせずいきなりフォックスからクビを宣告されました。なぜこのニュースが5位になったのかは、彼が不当に解雇されフォックスに対して訴訟を起こした際、カメラが回っている時には聞けない会社のスキャンダルを掘り下げたことが理由だそうです。保守的、挑発的という言葉は何故かトランプ前大統領を塑像させますが、フォックスニュースは共和党よりで有名です。詳細の記事も色々出ていますが何か政治的な策略が絡んでいたのは間違いないのでしょう。

2023年、最も平均時間の長い間読まれた記事のランク(ベスト3)

 

1位:2001年にイングルウッドで3人の兄弟を殺した罪で死刑を宣告されたクレイゲン=アームストロング (Craigen Armstrong)は2016年控訴に勝利したもののまだ容疑が残っていたため、弁護士とロサンゼルス郡地方検事局が司法取引または別の裁判にするかについて話し合っている間は拘留されたままとなりました。その間サンフランシスコの刑務所からツインタワーと呼ばれるロサンジェルス刑務所に移送されましたが、ここで彼は自分の抱えている精神疾患について向き合うようになります。周りに自分のような症状のインメートが多くいたからでしょう。この刑務所はあまりにも多くの精神病を患っている囚人がいて実際 “largest mental institution in the country.” というあだ名までついているそうです。クレイゲンは同じ問題を抱えるインメート達にとって有効な治療を要求するため収監されながらも自分で勉強を始めます。彼のこの貢献がメディアに伝わり刑務所の枠を超えツインタワー内の囚人達の扱いを見直そうという動きが着目されました。

2位:リアリティTVのスピンオフ、ヴァンダーパンプルールでのスキャンダルが話題のタネになりました。登場人物の三角関係など下世話な話で皆さん盛り上がった時がありました。個人的には全く興味がないものです。

3位: USCという有名なカレッジはフットボールでも全米で注目れる強豪チームですが、このカレッジの有名コーチ、レーンクリフィン (Lane Kiffin)がいきなり解雇されました。実はこの出来事は10年も前の話だったのですが、レーンは今まで何も詳細を明かしていませんでした。スポーツキャストのインタビューで彼は初めてその話に触れたそうです。カレッジフットボールはプロにも負けず大人気スポーツなのでこの有名コーチのコメントは大勢が注目したようです。

2023年自分のベスト3


3位:熱帯性低気圧ヒラリーロサンジェルス上陸。上記でもありましたが、ハリケーンがメキシコ海上で発生したハリケーンが1番大きなカテゴリー5となってアメリカ西海岸に北上してきていると最初にニュースで聞いた時は正直驚きました。ロスに来る頃には勢力を落とす事は間違いないと言っていましたが、沿岸の街では多少の被害がありました。それもよく知っているロングビーチ、パレスバルデスという海沿いの街で道路の冠水、停電、崖崩れなどライブニュースで見ていたので人ごとならず心配していました。

2位:自分の飼っているちび犬が8っヶ月。子犬の成長は早いとどこかで聞いた気がしますがテレビのコマーシャルなんかで出てくるようなちっちゃい子犬のかわいい時期ってのはあっという間でした。仕草はまだ子供ですが体はすっかりでかくなって、遊びで噛んでくる口には生え変わったでかい永久歯が剥き出し始めました。しかも最近いつも上げているエサにも飽きたようで、トッパーと呼ばれるご飯のふりかけのようなものを混ぜてあげないとよく食べません。もちろんかわいい奴なのですが成長の速さに驚いています。

1位:大谷選手フリーエージェントでドジャースに入団。1年の契約で7億ドル。今年のベストニュースどころかこれから日本史の試験にでるほどな出来事かもしれません。アメリカの物価上昇に影響され賃金も上がっていくのはいい事ですがすげえ金額です。来シーズンは打者としてのみらしいですがその次のシーズンからが見どころです。プレッシャーや野球文化の違いに負けず大活躍を期待しています。

毎年色々ありますが2023年はコロナパンデミック終息傾向、アメリカ金利の更なる上昇、それに関連した円安、イスラエル・ハマスの戦争、ウクライナロシアの長引く戦争、世界的にはかなり不安定な一年でした。少なくともコロナの影響は小さくなってきているのであとは戦争が終わることがどの国にいても来年の目標になるのではないのでしょうか。