海外のテレビドラマや映画を見ていると違いがよくわかると思いますが、アメリカのオフィスでのデスク配置は基本日本ととても違います。個人を主張してくれているのか日本に比べて土地が余っているのかはっきりした理由はわかないのですが、商品の移動やアセンブリなどを行う部署、またはある特殊な業界以外などでは、それぞれの従業員はパーティションで区別されるか各自部屋が割り当てられるのが普通のようです。日本ではきっと各部署や所属グループが一つのチームとして働くのでなるべく顔を合わせコミュニケーションをとるというのが一般の考えだと思いますが、
アメリカの会社でそうなるとなんだか騒々しくなってしまうような気がします。基本どの社員もみな自分の仕事をこなしていればいいわけで、周りへの身だしなみとか迷惑のかからないようになど特別必要以上に気を遣うということが日本ほどないように思われます。大抵自分のキュービクルや部屋ではみんな自分なりに気に入った装飾品でかざっています。なかには家族や恋人の写真だけにとどまらずスペースを趣味で埋めて尽くしてしまう人もいます。
今の会社の商品の入荷・出荷担当ですが彼はフィリピんアメリカ人でアニオタです。実際彼自身キャラクターを自分書いたりしていて、昔はワーナーブラザースでアニメキャラクターをデザインして書いていたそうです。今だにサイドビジネスとしてフリーランスとしてやっているようですが、それにしてもかれのデスクはすごいです。まずはレゴのキャラクターが30体ほど彼のPCの周りから笑顔で微笑んでいます。彼の後ろの棚にはさらに50体ほど、そしてその周りにはロボットなど小さいころなら一日そこにいても飽きないほどの時代を超えたヒーローキャラクターが並んでいます。最近ではファンコもかなり増えてきています。おそらく20体くらいかわいいのが彼のデスクの横の棚にたっています。乗り物やロケット系に関しても豊富で多分30機ほどきれいに棚に並べられいつでも出動可能な感じです。トランスフォーマーやバットマンカー、スターウオーズなどが目をひきます。さらに去年暮れ頃から1メートルほどのスターウオーズのストームトルーパーが誰に目がけるでもなく銃をもって彼のうしらにたちすくむようになりました。ハロウィンの日には後ろのスイッチをいれて目を引からせながらずっとごそごそしゃべる当店の人気商品でした。もしよかったらだれかとっとと持ってってください。
話をオフスにもどすと、人によってはとても個人主張の強い人もいるようなのでもし日本のように向き合わせのデスクでとなりと肩を並べ合わせて座るとたぶんとんでもなく窮屈になってしまうかもしれません。きっと職場環境に関してコンプライアンスの問い合わせをしてくる従業員もでてくるのではないでしょうか。また場合によっては距離が近くなった社員同士で不仲になり、訴訟が怠りなどにも発展する可能性も出てくるのではないでしょうか。勝手にじぶんの結論なのですが、やはりアメリカの会社のオフィスでは日本以上のパーソナルスペースが必要とおもわれます。