ヒトコトLAトーキング #116 LA Dodgers vs NY Yankees in LA

10月25日、ワールドシリーズが始まりました。LA ドジャースとNYヤンキーズです。西海岸か東海岸かまさにアメリカ人気二大都市の大対決です。前回のこの組み合わせは1981年だそうで43年ぶりということになります。この年はドジャースが優勝しましたが今年はどうでしょうか。もしかしたら一生に一度にみれるかどうかのマッチゲームかもしれません。

ゲーム1が終わりました。いきなりものすごい試合でした。ドジャースにとってホームグラウンドでの第1戦、初回のドジャース攻撃1番打者はいきなり期待の大谷選手、そして一球目に彼の打った球があわよくばいきなりホームランかという大きなセンターフライ。観客のレッツゴードージャースの声援が轟いています。  ドジャースにとって幸先の良いスタートだったのですが中盤でヤンキーズに一点リードされました。それでも後半戦には大谷選手が打ったバックスクリーンにあたる大きな三塁打が助けになりなんとか9回には同点に追いつきました。ここでファンキーな事がありました。ヤンキーズのグレイバートレスの打球はバックグラウンドまで飛びあわやホームランとなりそうな所をドジャースファンの一人が客席からグローブをはめた手をバックグラウンド前まで伸ばしボールをとってしまいました。メジャーリーグの公式ルールではこんな時は二塁打扱いとされるそうです。とても “kooky”、 変な判断となりましたが結局ヤンキーズはこの回得点につながらずゲームは延長戦へともつれ込みます。

TOP 9: HOME RUN? OR NOT? Deesha Thosar:  Apparently the ninth inning of a tied 2-2 World Series game isn’t dramatic enough, so a Dodgers fan in left field decided to reach his glove over the wall for a fly ball off Gleyber Torres’ bat. It looked like Torres hit a home run, but the fan caught the ball, and after a review it was a deemed a ground-rule double because of fan interference. Absolutely kooky.

延長が始まり10回のドジャースの攻撃、一人でも打者が出れば大谷選手に回ってくるチャンスがあると望みを彼に託そうという雰囲気が球場中に広まっていました。最初の打者ウイルスミスはボンフライで打ち取られたもののゲビンラックスがフォアボール、続くトミーエドマンもヒットで塁に出ます。ワンアウト一塁二塁の状況で期待の大谷選手。やはり実力だけでなくこんな時に打順が回ってくるのもヒーローたるもの。ヤンキーズも慌ててピッチャー交代です。中継アナウンサーも自然とテンションが上がりこの試合のハイライトとなる瞬間での第一球、三塁側へ飛んだファールボールが観客席へと入っていきそうなボールをファインプレーでキャッチされ2アウトとなります。ドジャースファンから大きなため息が聞こえます。多分ここでヤンキーズのリリーフピッチャーは肩の荷が降りたと油断したのでしょうか、次の打者フレディフリーマンの一球目に甘いコースを投げたように見えましたが、すかさずフレディーが真芯にあて文句なしのホームラン。逆転優勝、英語でグランドスラムを見事達成しました。試合後ドジャースの監督デーブロバーツも言っていましたが、この勝利はファンだけではなくこれからの試合展開を有利に進めていく上でチームにとってもとても良い結果だともう優勝したほどの喜びのようでした。一方のヤンキーズ監督アーロンブーンはなぜリリーフとしてネスターコルテをあのタイミングで起用したのかの質問に対して、ネスターはしばらく当番していなかったけれでこの数週間は調子が良く、そして左打者の続く打順には左腕の彼が適用だと判断したそうです。これでおさえていれば名監督だったのですが結果は逆転サヨナラだったのでプレスインタビューでの説明は難しかったようです。

あすのゲーム2もドジャースはこの勢いで進めていくでしょう。ちなみにゲーム二のチケットは内野席の上の方、現在800ドルほどで (12万円ほどでしょうか)購入できます。