アメリカの会社で働く人は朝早く出社しようとする人が多い気がします。数人の同僚の中に朝5時30頃にはもう来ているのがいます。彼は生まれも育ちもロサンジェルス、通常の勤務時間でフルタイム、プロジェクトの進み具合を管理する役目です。特に仕事上で早く来る理由はないと思うのですが毎日早いです。理由は聞いたことはないのですが多分単純に早く来て自分の仕事を終えて早く帰りたいんだと思います。考えてみると今までそんな人達は何人かあったことがあります。
AI に聞いてみたところ, “The median worker in Los Angeles typically begins work around .” だそうです。朝8時頃が一般的なようなので会社自体始まる時間そんなに早くもないようです。
それでも早く出社したい社員の理由もAIに聞いてみた所、”American office workers may prefer to come in early for several reasons, including a desire for a head start on their work, to avoid traffic or distractions, and to enhance their work-life balance.” とありました。一つ目にHead startという言葉があります。他人よりも早くスタートするという意味になりますが、朝早く来ることで他の社員との差をつけようという戦略です。二つ目は渋滞を避けるため。そして三つ目に work-life balanceとあります。仕事と自分の時間の両立です。やるべき仕事は早く初めて早く終わらして、残りの時間を自分の好きなことに使うという事です。日本であれば、チームとして動く意思を尊重する傾向が多いようなのでそうはいかない場合が多いと思うのですが、アメリカでは自分の与えられたノルマをこなせていれば勤務時間はそれほど厳密ではないです。勿論職種やポジションによりますが。なので場合によっては早く帰ってしまう時もあります。特に金曜午後にそんな人が増える気がします。する事がなければ帰ってもいいじゃあねえかとそれくらいの勢いの人も中にはいて全くそのとうりだと思うのですが、そんな彼らに依頼しなければいけない仕事が急ぎである場合にはたまにイラっとする時もありますがまあそれぞれ人のペースもあり今やらなければ大損害を被るということもまずないのでまあ致し方ない、月曜でもなんとかなる事だとなり大体ころっと忘れます。こんな感じが社内だけでなく取引先やベンダーなどの他のアメリカ企業にも伝わる感じがある時にはお互い理解しあえるのでストレスなく仕事を進める事ができます。しかし顧客が日本企業の場合にはその感じが全く伝わりません。アメリカはこれだからみたいな解釈になってしまいます。全く解釈の余地がない経験もあります。なので社内で日本の文化や仕事に対しての真面目な姿勢というのがどうも伝わりにくい時があります。どうして日本人はそんなにスケジュールに厳密なのかとか、どうしてそんな質問を急ぎで必要としているのかなど、社内のチームに説明する時に困ることも多々あります。みなさん日本は大体どんな国かということは分かっています。説明していくと大体おもてなしの国であるゆえとなり、客側のエクスペクテーションが高いからとかそんな流れになっていくような気がします。簡潔に回答を出そうとすると世界をまたにかけるビジネスにはこのおもてなしが大きな足かせとなっているんではないかと思うんですねえ。仮に海外の客を抱える日本のベンダーの場合、おもてなしの精神を使って期待していない余剰サービスするのは当たり前なのかもしれないのですがそこに費やす費用や雇用者の労働力、本当に価値があるのでしょうか。無駄とは言わないけれど、一つの製品が製造され提供されユーザーに届くまでに仕事の進み方の違う企業や価値観の違う会社員達の手を通ってまかなわれていくわけで、全体の流れをバランスよく進める事が結局全てスムーズにいくのではないかと最近勝手に思っているわけです。しかしそれですら言い訳になってしまうのが現実なのでなかなか難しい問題です。わかることは、場合によっておもてなし精神はもういい加減やめた方がいいということです。このままいくと日本は本音とたてまえがさらに一掃深まるだけの国になってしまう気がします。ぜひ石破総理に意見を求めてみたいです。
全く話がずれてしまいましたが、毎朝早く出勤する驚くほど真面目なアメリカ人は本当に沢山います。時間外にサポートをしないというだけで会社を判断するような文化は避けたいものです。