ヒトコトLAトーキング #20 北朝鮮のミサイル

北朝鮮からのミサイルが飛び交っています。朝鮮とアメリカの合同演習による報復という報道を沢山聞いていますが、ほんの数週間で何十発にもなるミサイルを海に飛ばしているほど北朝鮮リーダーがそんなに憤慨しているのかを、アメリカのニュースからの視点でほんの少し紹介したいと思います。

Analysts say North Korean leader Kim Jong Un seems to genuinely dislike the allied drills, and particularly the involvement of U.S. stealth fighters.

どこかのリサーチによると北朝鮮のリーダーはとにかくこの合同演習が気に入らないようで、特に米軍のステルス爆撃機の使用が気に障っているようだと書いてありました。この点は日本のニュースと同じです。さらに続いて、

“North Korea really does not like these large combined air exercises, especially since they employ F-35s that can be used for decapitation strikes against the regime and are very difficult for North Korean air defences to pick up,” said Mason Richey, a professor at Hankuk University of Foreign Studies in Seoul.

戦闘機F-35を率いた空爆の演習がとにかく嫌なようで、その理由にはどうやら北朝鮮にとってこのような攻撃が実際あった場合には防御するのが難しいからだと朝鮮の大学の教授は分析しているようです。

このミサイル砲撃に続いて深刻な話題になってきているのが北朝鮮による核実験です。

Mount said Kim may prefer to conduct a nuclear test amid heightened tensions for several reasons, including increasing the impact of the test, shaping how the United States and its allies perceive the test, diluting the international response, or helping Pyongyang assuage China. Beijing dislikes nuclear tests on its doorstep but has also blamed Washington and Seoul for exacerbating the situation.

キムは、名指しになっちゃってますが、対戦国とのテンションをさらに上げようという目的で核実験を実施しようと考えているらしくそれには何点か理由があるそうです。核実験脅威による影響力の増加、アメリカとその同盟国が核実験に対してどのように認識するのかという反応を具体的に解析する、核実験常習化による国際反応の希釈, または中国からの非難の緩和、これは北朝鮮に近い北京の街が隣人による核実験を嫌っているものの、核実験をするにまでに追い詰めたソウル(朝鮮)とワシントン(アメリカ)を非難するというかなりの逆恨みのような理由によるものだそうです。なんだか思った以上にギクシャクな英訳になってしまいましたがとにかく北朝鮮は何かの理由をつけて核実験をする可能性があるという記事でした。

アメリカのニュースなのでもちろんアメリカ中心であり、日本のことについてはこれらの中には触れていませんでした。どちらの国も相手が止めない限り軍事演習をやめるどころかむしろ増やしてやろうと考えているようです。日本の自衛隊もアメリカとの軍演習に参加したようですが、きっとまだしばらくはミサイルが飛び交うことになりそうですが本当に早く止めてほしいです。

<Analysis: Why is North Korea testing so many missiles? | Reuters>

<https://www.msn.com/en-us/news/world/analysis-why-is-north-korea-testing-so-many-missiles/ar-AA13Goac>