アメリカで公衆トイレに行ったことがある人には多分理解してもらえると思いますが居心地の一番悪い理由は仕切りの面積のなさです。公衆トイレといっても公園や海などにある、流すのも忘れられたようなおっかない所ではなく商業施設内や会社にある一般公衆トイレの話です。よく知り合い同士でトイレに行く時１だの２だのなんていう表現をします。（１を小、２が大となります）男性用１のトイレには両脇の仕切りすらない所もあります。まあ男同士なんでその辺はあまり気にしないのですが問題は２です。大体公衆便所で２に行く時は結構な緊急事態なので個室に入って落ち着きたいものですが、なんせ仕切りの上と下のスペースがやたら空いてるので、中から少し屈めば隣で同じ緊急事態に対処している仲間たちがどうなっちゃってるかわかるくらいないきおいです。日本では公衆トイレのドアは閉まっていると中に人がいるかわからずノックする時がたまにあったと思うのですがアメリカではほとんどその必要はないです。ドアが閉まっていても外から大体足のくるぶしくらいまで見えると思います。中で座っていてもドアの隙間から人が歩いているのが微妙に見える時もあります。どこのトイレも大体こんな感じで何なんだよと思っていたのですが結構後になってやっとわかった事は、これはセキュリティのためで多分わざと人が外からでもすぐに判るようにできているんじゃないかと理解しました。これで少し納得はしました。プライベートの空間なのでまあ色々悪いこともしようと思えばできてしまうので日本のようにお客様に心地よく用を足してもらうよう全力でサービスを提供するような公共トイレはそうないです。むしろ早く出してとっとと行きなさいって感じです。なので勿論ウオッシュレットや便座ヒートのような小粋なものは公衆トイレではまだ見たことがないです。 会社のトイレは下記のような感じです。材料費ケチってんのかくらい左右の仕切りが小さい気がします。