今年は大統領選挙の年です。ニュースでは11月の選挙発表の予想やら今後の政治の動きやらで毎日持ちきりです。もはやテイラースイフトとブリトニースペアーの違いも定かでは無くなってしまったバイデン現大統領、ロシアは好き放題勝手にやったらいいと無茶苦茶なコメントをしているトランプ前大統領。この二人の多分見苦しいシニア対決が始まっています。11月まで約8ヶ月ありますが、現時点でアメリカ市民は今どちらをサポートしているのでしょうか。今週のスーパーチューズデーというもので少しわかってきたようです。
スーパーチューズデーは大統領選挙のある年の3月最初の火曜日に行われるいわゆる予備選挙ですが、投票率が重要となる15州に限ります。カリフォルニアはその州の一つになるので投票のメールが届いたり、近所に足を運び投票します。どうやら今年のロサンゼルス市民の投票率は2020年に比べ低かったようですが4日後の現時点のロサンゼルス郡の投票率はおよそ21%のようです。選挙権のある5人にひとりが投票したことになるので大統領選の関心度はやはり高いです。どうりで会社の同僚達も夕方には早めにこそこそオフィスから消えていったわけです。
これら15州(もう一つ、サモアなどのアメリカテリトリー)での予備選挙ではバイデンかトランプかといった2択ではなくそれぞれの州を代表する議員を有権者が投票するものです。ロサンゼルスの街では15の選挙区域に分かれていますがその区域の中から議員を投票していき、その選ばれた議員が結局バイデンもしくはトランプサポート派なのかということなので、実際の所真面目に投票する地元住人には二人のスピーチの良し悪しはともかく自分が住んでいる自治区からの代表がどれだけ街の向上に貢献できるかが問題なんですね。
この街の貢献度を示唆する方針がロサンゼルス市民にとっては民主党よりなのが一般的のようですが、カリフォルニア州全体で見ると今回の予備選挙の結果は共和党議員のサポートが優勢のようで、要するにトランプ側に軍杯が上がっている様子です。やはりテイラースイフトを違うポップシンガーと間違えたバイデン大統領に若い世代が嫌気がさしてしまったからでしょうか。それとも81歳という体に鞭を打ち、エアフォースワンのタラップから笑顔で手を振るもずっこけたり、記者の前で自転車に乗るもやはり足腰少し弱くこけてしまうなど、かなり辛い場面を見るのがもう辛いと思ったのでしょうか。
スーパーチューズデーの後は引き続き選挙のキャンペーンで共和党・民主党お互いがさらに罵り合います。トランプ前大統領に関しては色々問題を抱えながらの大統領選挙に挑むことになりそうです。数年前に起きた一般市民がホワイトハウス邸宅に乱入し暴動を起こした事件がありましたが、あれはトランプが率先したと言われている件、自分の経営する不動産売買で所有しているニューヨークのトランプタワーの一室の時価が、実際の相場より果てしなく高く売り出されていたとしてほぼ詐欺状態だと言うことで訴えられ、最後はあるポルノ女性と遊んでしまった後お金を握らし黙らしていたという件。これらは大統領の任務とは直接関係はないのかも知れませんが、海外でのアメリカの情勢に左右される国から見るとトランプが大統領になるとかなり厄介になるかも知れません。特に戦場下にあるウクライナとイスラエルはアメリカのサポートによって国民の生死を分ける状態なので、ビジネストークを持ち込むであろうトランプとの対応をきっと非難するでしょう。なのでやはり任期中に大往生してしまうかもしれないバイデンに就任を望んでいることは間違い無いでしょう。