ヒトコトLAトーキング #99 犬から目線 in LA

7月4日になります。アメリカでは独立記念日なので国民の休日です。多分クリスマス、感謝祭に次ぐ大きなハッピーホリデーです。勿論これはアメリカ人という人間目線であってアメリカ犬やその他のペットにとってはハッピーどころかはた迷惑な日となります。

毎年この時期になるとニュースではどこかの家で買いだめていた花火が見つかり警察に没収されたとか、打ち上げ花火を街路樹の何かに突っ込み燃えたとか聞きます。そのくらいとてつもない数の花火が上がり続けそれに伴って起こった事故により消防車やパトカーのサイレンも響き渡るのでそりゃあもう町中大騒ぎです。アメリカ全土でも特に大都会になると夜静まることはないほどです。実際薄明るくなるまで至る所でパンパン聞こえます。さらに場合によってはこのパンパンの振動で道に停車されている車のアラームが作動します。アラームなのでとても不快感な音を轟かせるのですがこの日に聞こえる騒音を倍増させやたら頻繁に聞こえるのでいつも以上にイライラします。日本で使われている車載アラームの音はよく聞いた事はないのですがアメリカでよく聞くのはちなみにこんな感じです。一晩これを聞いているのは人間だけでなくペットにもストレスになるわけです。

そうゆうわけで都会で飼われているペット達の多くがこの日に我慢の限界が来てどこか静かな安住の地を探しに飼い主の家からいきなり飛び出していくんですね。

Animal control officials across the country report a 30-60% increase in lost pets each year between July 4th and 6th.  July 5th is one of the busiest days of the year for shelters.

Whether the neighbor has firecrackers or your community is enjoying a big fireworks display, the noise associated with July 4th celebrations can cause your pet to become frantic and run away, trying to find a safe haven.

花火は7月4日の夜から上がりだすので実際盛り上がるのは夜中7月5日にかけてです。その晩はペットの失踪が普段の30から60%に増加するんだそうです。ペットが”frantic and run away”と書いてありますが騒音に興奮して逃げ出すという意味ですね。ここでいうペットとは犬を指していると思うのですが、彼らにとってはただうるさいだけなのでまあ気持ちはわかりますね。じゃあなんとかならないのかというわけですが犬から目線というよりも人間目線からですが色々な対応策がサイトから提案されています。

Just Skip Town

Over-the-counter medicine

Prescription sedatives 

Pressure

Containment 

Start with Exercise 

スキップ ザ タウンとありますが、要するに人気を離れ静かな所に行こうという提案です。キャンプなんかがいいのではないかとあります。 オーバーザカウンターとは薬局で買える薬のことですが、まあ適当に聞きそうな鎮静剤飲ませて一晩過ごせよという人間から犬たちへの安上がりな気配りです。 プレスクリプションとは処方箋です。うちの犬はとっても敏感で心配でっていう人間達の犬への親心から薬の売れ行きはこの日はかなりいいようです。 プレッシャーとは圧力という意味ですね。どれだけ本当なのか知りませんが犬は体を圧迫されると落ち着くという傾向があるらしいのですがそれを利用してできたサンダーシャツというのがあります。普通に犬に着せる服のようなものですがお腹周りを特にピッタリとフィットするようにできているらしく抱っこされているような感じに近く犬も落ち着くとの説明があります。20ー30ドルくらいなので騙されたと思って使ってみるのもいいのかもしれません。 コンテインメントとは束縛するという意味なので何処か1箇所に囲む。要するに犬小屋などに入れておけということです。 最後のエクササイズは犬にとってはこれが雄一理にかなっているのかもしれません。昼間のうちにたくさん運動して夜ヘトヘトな状態であればなんとかなるだろうといことですが、あの犬から目線のシーザーミランも動画でこの方法を進めていますね。
シーザーの動画でも言っていますが犬にとって独立記念日は犬にとって一年で1番迷惑な日なので飼い主から逃げてしまうのも最もな話です。いつかどこかで騒音によりペットがストレス障害になり街を訴えるななんて訴訟もあるのかもしれません。障害者につきそうサービス犬などは一層深刻です。どんなに訓練を受けていてもさすがに限度があるでしょう。当たり前ですがとにかく人間目線からの今の社会。せっかくの休日なんで好きにやるのもいいのですが他の生き物も一緒に生活している事も考えようなんて仏のこころが備わってきたのかしらねえとビール片手に思ってるんですね。