職種やポジションにより勿論異なりますが、一般的に残業というのはLAで働いているみなさんにとっては少し特別なことかもしれません。今日はきりのいいところで、という表現がありますが自分の労働時間を厳密に決めなくてよければ大抵の場合少し残って、今手に付けている作業の切りのいいところで終わらせようと考えたり、周りや上司も残業しているようなので少し残ろうと思うことがあるかもしれません。
勝手な経験上の解釈ですが、日本と違うところはロスの職場の人たちにこの感覚はあまり日本人ほどないように思われます。どちらかというと就労時間前のきりのいいところでその日を終わりにしていることが多いかもしれません。昔の職場の同僚がよく口にしていた言葉を今でも良く覚えていますが、”There is always tomorrow.”と、夕方5時頃になると自分に言い聞かせるように口ずさみながら帰宅していました。要するに、どのみちまた明日続きをやるんだから今日はとりあえず帰ろうということですね。勿論、緊急でなければどの国で働いていても気持ちは一緒ですね。
また時間通りに帰社するにあたって、仕事が終わらないと感じた時にはその分早く出社しようとする社員は日本に比べて多いと感じることがあります。実際の所、そうしている社員の方が多い感じがします。入社当時、いつも朝5時からきているマリアという社員がいて驚いていましたが、気づくと周りにそうゆう人たちが結構いました。なので単純にさぼってとっとと帰ろうというわけではありません。勤務時間が少しずれようが仕事は順調にまわっているわけで、それが可能な仕事環境が整っていることは、社員にとっても会社の経営者にとってもとてもいいことだと思います。特にロスでは車社会なので、朝の渋滞を避けるには好都合です。