#LAの社員の様子 (Colleagues)

今の職場はアメリカの会社なので社員はもちろん全員アメリカ人。といっても全員がアメリカ生まれアメリカ育ちとは限らないわけで、かなりの社員は二世や三世が多くいます。最近社内で忙しい部署がありそこでしばらくの間その部署のサポートすることになり自分のデスクが新しく割り当てられました。実際売り物である商品をいじる場所なので広い一つ部屋にデスクが隣り合わせにおいてあります。日本のような向かい合わせではないですただ横並びです。最近気づいたのですが、この部屋の社員はほぼ全員がそれぞれ違う人種だということに気づきました。


まずは向いのデスクの若いおにーちゃん。彼は3歳くらいの頃に両親とジンバブエからやってきたそうです。すっかりアメリカ人なので話していてもカルチャーショックのようなものはなにも感じないが、彼は魚はあまり食べないらしく特になまものは苦手だそうです。そして彼はなぜかスペイン語がペラペラです。自分のデスクとなりには最近入社したばかりの女性。彼女は話してどこ出身かがすぐわかりました。いつからアメリカに来ているのかわからないがインドからアメリカに来て結婚、もう何十年も住んでいるらしい。斜め向かいのデスクにはアメリカ生まれのおにーちゃん。生まれはアメリカだが両親はメキシコからの移民だというので二世のメキシコ=アメリカ人。黒い髪に黒い瞳で見た目は典型のラテンアメリカ人だが、話す言葉は全く普通のアメリカ人。アニメの話でたまに盛り上がります。むかいのデスクを超えたその向こうにはフィリピン系アメリカ人。。彼も本人がよく覚えていない頃の歳に両親と渡米してきたらしい。やはりフィリピン料理は自分の一番好きなレシピらしいです。彼の双子の兄弟も違う部署で働いていて、二人ともかなりの日本アニメ好き。去年会社の忘年会のようなことをディズニーランドのそばの遊技場のような場所で生まれてはじめてボーリングをしたらしい。とてユニークなボールの投げ方をしていました。さらに向こうのデスクには韓国系アメリカ人。彼も生まれたとき両親と渡米。外見は日本人かとも思えるほどの全くのアジア人風貌でまったく普通の英語を話す。けれど韓国語はまだ5歳児並みと自分で言っていた。

このメンバーでお互い会話は全て英語。もちろんそれぞれ違う国から来た親の影響をうけているので価値観も少し違う。髪型、肌の色や服装、みんな自分のバックグラウンドを背負って今まで普通に当たり前に毎日アメリカで生活してきているわけで、そういった外見の違いがどうのこうのといちいちののしりあう社会ではないのは素晴らしいと思う。もちろんその社会で生まれ育てばそれが当たり前だが、きっとそんな人が日本のような場所で学校へ行ったり仕事をしたりするとかなり窮屈なんだろうなあと日々思っています。
人種のるつぼという少し古い表現がまさにあてはまるような気がします。