パリオリンピック真っ盛りです。すでに終わった試合でも最初からリプレイで観たいので結果を聞かないようなるべくニュースを見ないようにする生活がもう1週間ほど経ちましたがやはり難かしいです。誰かの話しているほんの一言やブラウザを開けた見出しのページなど一瞬でメダルの行方が分かったしまう事があり結局今ではなんとなくその日に見れそうな試合をリアルタイムで見るようにしています。
スポーツ大国アメリカは毎年のことながら参加しているスポーツの種類もやはり多いです。今年のパリオリンピックでも国中からベストプレーヤーが集まりましたがその中でもロサンジェルス出身選手がいるのか気になったので調べてみました。
Abbey Weitzeil: Swimming – Santa Clarita Adrian Weinberg: Water polo – Los Angeles Andy Benesh: Beach volleyball – Rancho Palos Verdes Ben Hallock: Water polo – Studio City Brittany Brown: Track and field – Claremont Catarina Macario: Soccer – Los Angeles Chase Dodd: Water polo – Long Beach Chris Joslin: Skateboarding – Hawaiian Gardens Collin Morikawa: Golf – La Canada David Smith: Volleyball – Saugus Hannes Daube: Water polo – Long Beach Jajaira Gonzalez: Boxing – Glendora Jamal Hill: Para swimming – Inglewood James Corrigan: Track and field – Los Angeles Johnny Hooper: Water polo – L.A. Jordan Raney: Water Polo – Manhattan Beach Jrue Holiday: Basketball – L.A. Kareem Maddox: Basketball – L.A. Kendall Ellis: Track and field – North Hollywood Marcus Tupuola: Rugby – Carson Marko Vavic: Water polo – Rancho Palos Verdes Max Irving: Water polo – Long Beach Miles Partain: Beach volleyball – Pacific Palisades Nick Itkin: Fencing – L.A. Rachel Glenn: Track and field – Long Beach Ryder Dodd: Water polo – Long Beach Samantha Bosco: Para cycling – Claremont Tara Davis-Woodhall: Track and field – Agoura Hills Taylor Fritz: Tennis – Rancho Palos Verdes Taylor Spivey: Triathlon – Redondo Beach Tom Schaar: Skateboarding – Malibu YanXiao Gong: Para shooting – Malibu
上記はLAist というサイトからの抜粋ですが結構沢山いるんですね。ロサンゼルス郡からだけでもざっと数えて32人でしょうか。南カリフォルニア州からだと50人以上がパリオリンピックに出場しているようでこの人数だけでもある国から出場している総人数よりも多いんだとか。アメリカ国内から見ても人口密度の高い大きな街からトップアスレートが輩出される確率が高いのは当然ですがそれ以上にもう少し理由があるようです。
まず一つ目には一年をとうして気候が良いことで屋外でのトレーニングに費やす時間が多く取れる事が大きなメリットのようです。逆に言えば夏季オリンピック競技に特化したエリアなんでしょう。
二つ目はスポーツ選手を育成するシステムが豊富だそうです。確かにカレッジ時代を思い起こせば、スポーツで有名な学校ではなかったにも関わらす体育科専攻の生徒を沢山見かけた記憶があります。キャンパスのジムも一般の生徒も使えるのでたまに行っていましたがごっついにーちゃんねーちゃん達が不思議な形をしたトレーニング機材にまたがったり引っ張ったり色んな動きをしていました。きっととんでもない金持ちを親にもつ卒業生や大学のスポンサー達が贈与したものもあるんでしょう。ビバリーヒルズ、ロデオドライブなど意味の分からないほどのリッチがすむ街が車で通える距離にあれば学校側は大助かりなんですね。
そして三つ目ですがオリンピック開催数が関係しているようです。1932年、1984年それから次回は2028年とすでに次回のロスオリンピックは決まっていますが、全米で3回オリンピックが開催される都市はまだ他にないんだそうです。自分のホームタウンで家族や仲間に熱い声援を受けながらメダルを目指す。選手にとってこれ以上のモチベーションはないかもしれません。
また引退したロス出身のオリンピックアスレート達も多くなり彼らは地元で育成に貢献していくわけでまたさらなる相乗効果となります。
それにしても上記ロサンジェルス出身の32人を見ているとなんとなく水球の選手が多いように見えます。ロサンジェルスは水球大国だったんでしょうか。
Southern California is typically known as the hub that cultivates top-notch water polo players, many of whom go on to compete in the Olympics, but the Bay Area has gradually developed its own network of talent.
どうやら南カリフォルニア、特にロサンゼルスより北部のサンフランシスコ、ベイエリアから多数の水球選手が生まれてきているようでそこから徐々に各地域に広まっていったようです。全米で水球が強いとされるカレッジのリストがよれば下記のとうりです。
- スタンフォード大学
- プリンストン
- UCLA
- ハーバード大学
- MIT
- UC バークレー
- ジョンホプキンス
- ブラウン大学
- USC
- US サンタバーバラ