どの国にいようがどんな職業であろうが人間誰でも必ずおなかはすくので、どの会社にもランチタイムは必ず一時間はあります。ランチタイムをオファーしない会社はアメリカでは基本違法なので社員に訴えられてしまいます。これは社員に与えれた権利なので逆にランチをとらずに働くとそれこそ違法行為だとまわりの人間に注意される場合もあるかもしれません。実際半分冗談ですがランチに終わらない仕事を休まず続けていた時に、なぜランチに行かないんだと同僚にやじられたことがあります。ランチを取るために社内には大体ブレークルーム (break room)といわれる休憩室があります。大企業ならばフードコートが社内にあり、きっとワンフロアーがバーガーショップなど沢山の企業が入っていることもあるようです。今の自分の会社のブレークルームにはそんなものはなく数個の冷蔵庫と電子レンジ、トースター、流しのまわりにコーヒーメーカーが3台ほど並んでいます。タッパーに入れてもってきた昨晩の残りをレンジで温めている人も結構います。どんな食事をもってきているのかはいちいち見ないのでわからないですが、先日誰かがフラワートルティアと豆の煮もののようなものが入った容器を温めている人をみました。そのほか多分残りもののチャーハンをもってきている人もいました。日本人の一般的なランチと少し違うかなあと思ったのは、ロスアンジェルスではメキシコ料理が日本よりも普及しているようです。上記のトルティエもそうですが、タマレ、トスタダ、ナチョス、トルティーヤチップスなどもスーパーの冷凍食品コーナーでとてもよく目にします。体にいいとかはともかくこれらをランチタイムでレンジで温めて食べている人を大勢見かけます。
オフィス街の周りに点在するプラザの一つに、周囲の会社員が集まるレストラン街のような場所がありますが色々な種類の食事が楽しめます。メキシカンチェーン店エルトリートを含め、ハワイでは有名なポキ専門のレストラン、地中海や中東でよく食べらるピタサンドのお店、その隣にはヘルシーを売りにしているヌードルレストランもあります。そのほかにもベトナムサンドイッチ屋やモモンゴリアン、タイレストラン、日本人の人が経営する弁当屋などもあります。考えてみるとかなり異種多様でどれも毎日食べてもあきないほどおいしいものばかりですが問題なのは料金です。
大体一回の食事で10ドル前後くらいと考えておけばいいと思います。今の相場では一ドル111円ほどなので、日本円で1100円くらいになりますね。さらにこれに大抵の場合チップがつくので合計2ドルほど高くなるでしょうか。ワンコインという表現は日本ではありますがLAのレストランに関しては当てはまらないようです。そもそも500円の価値に相当するコインはでまわっていないですね。
カウンターサービスレストラン (counter service)
上記のレストランのほとんどがカウンターサービスといわれる形のレストランで、ファーストフード店やスタバでも一般的によく見るものですが、キャッシャーでオーダーをして頼んだ食事の用意ができると番号か名前で呼ばれ自分でカウンターまで取りに行く日本でもお馴染みになっている形式です。食べ終わったあとは容器やごみはもちろん自分でゴミ箱に入れてとっとと帰ってくださいという従業員(ウエイター、ウエイトレス)を使わないサービスを簡略化したもので、単純に考えても労働費用を簡素化し客の回転を速くするという店側の政略なのですが、これに最近チップを無言で請求してくるレストランが増えてきたような気がします。
店に入り、最初にオーダーして支払いをするときに合計金額を会計モニターで見せてくれてそのあと支払い確認を自分でクリックすると”amount of chip”と、チップの料金を選択するページが表示されることがあります。たとえば10$のオーダだと15%($1.5), 18%($1.8),20%($2.0) のように選択できるようになっています。ちゃんとチップのレートも計算されていて自分の持った店の印象やきっとその日の気分で好きなレートをタッチパネルに触れるだけなので客にとってはとても気軽に追加料金を支払えます。もちろん”no chip”という選択もあり$0チップにもできるのですが、このとき大抵目の前の店員のおねーちゃんが笑顔でこの選択するのを温かい目で見守っていてくれるので、どうもチップなしにするのに後ろめたさをかんじることがよくあります。自分だけでしょうか。。。会社の同僚にこれを聞くとやはり同じ気持ちになることはあるようですが、まあエチケットなので普通だなと大人な意見を聞きましたが、チップになじみの薄い国の人達にとってこれらカウンターサービスにどれだけの金額をチップするべきか少し悩んでしまうのではないでしょうか。チップはあくまで追加のサービス料金なので支払う義務はないので、もしも海外旅行やビジネスで立ち寄ったカウンターレストランがチップを訪ねてきた場合は必ず払う義務はないので笑顔でそのままやりすごして全く問題ないです。
社員同士でのランチミーティング (lunch meeting)
社外からの来客がある場合、ランチミーティングというものがあります。自分の経験から話すと大体サブウエイなどのサンドイッチを注文して会社の会議室でみんなで食べることが多いです。特別な場合を除き食事の際はまともに仕事の話は通常しません。ほとんどの場合が仕事一般のことで、景気は今どうだとか、会社で何かニュースがあったかなど本題に行く前振りのような会話で食べ終えます。
日本のお客の方々の訪問された時ですが、数回ほどLAで有名なバーガーショップに行ったことがありますが、バーガーに関してはみなさんとてもおいしいと高評価です。特にロスでは有名なフランチャイズ、インアンドアウトまたはハビットバーガーは毎回とても評判がいいです。マックのように種類はないのですが使っている肉がいいのでしょうか、とてもジューシーで一口食べるだけでマックやバーガーキングのバーガーとは違うのがすぐにわかります。ちなみにどちらの店もバーガーだけならば、$3.45 (Double-Double Burger from In-and-out),$3.55 (Charburger from Habbit)でカウンターサービスですが、知っている限りキャッシャーでチップを尋ねてくるモニターを見せつけられることはないと思います。ランチにするにもお手頃な値段なのでおすすめです。