ヒトコトLAトーキング #37 95回オスカー授与式

3月12日、夕方5時からオスカー授与式が始まります。場所は勿論ハリウッドの中心、のど真ん中にあるドルビーシアターです。いわゆるハリウッドセレブがロスに集まる華やかな式典です。観光地の中心地なのでいつでも混雑していますがこの日はさらに大騒ぎです。

映画関係者たちにとっては今後の知名度を左右する重要な式ですが、それ以外の人たちにとって一番気になるのは去年起きたウイル=スミスの思わずひっぱたいちゃった事件によって今年の式にどんな影響を与えるかでしょう。下世話な考えですが誰がどのタイミングでこの事件を引用するかも今年の見どころの一つだと思います。アカデミー委員は見過ごせない暴力行為と判断し、ウイルスミスの今後10年間アカデミー賞授与式の出入り禁止をこの事件の数ヶ月後に発表したので(彼自身もその前にアカデミーを辞退することを表明しましたが)間違っても彼がきなり出てきて乱闘騒ぎが起こることはまずないでしょう。セキュリティーに関しても今年から新しいセキュリティーチームを編成するようできっと簡単にステージへ上がれないような設定にしているのかもしれません。

ただ一年経った今、当人のウイル=スミスとクリス=ロックは実際どこまでお互いを気にしているのかは正直わかりません。

ことを辿れば去年の授与式の際、クリスロックが冗談でウイルスミスの奥さんの坊主頭を一瞬からかってしまったからですが、その横で座っていたウイルスミスは、彼女は円形脱毛症だったので好んで坊主頭だったわけではない事を知っていたので、からかわれたことにいきなりキレてステージに上がってきてなりふり構わずひっぱたいたということです。どちらが悪いのでしょうか?次の日から数日周りでこの話をしている人を聞きましたが、一般的なアメリカ人の感覚で見ると手を出したウイルスミスに非があるとほとんどの人が言っていました。クリスロックはあくまでコメディアンであり、あのスピーチの時間は彼のジョークを聴くための席であるため彼の言うことを真剣に取るのがおかしいという意見です。日本でもそうなるのでしょうか?同じことが起きたらどうなるか不思議に思います。なぜかきっとどちらも悪いという意見が多いような気がします。勿論どちらが悪いかとは別にお互い言いたい事話あるわけで、メディアではいまだにそれを取り上げているようです。

被害者となるクリスロックは多分このアカデミー賞のタイミングを使ってネットフレックスのみで放送されるライブコメディーショーを放送しました。勿論このネタが彼の様々な話の中に散りばめられています。ショーが始まり拍手と声援で迎える大勢の客席に向かって来てくれてありがとうと言った瞬間から、”Sit down! I’m trying to do a show tonight without offending nobody, ok?” と始まりました。彼はしっかりと笑いのタネとして利用しているので見ている観客も期待通り普通に笑ってみていられます。きっとそれなりの興行収入が見込めるでしょう。

一方ウイルスミスに関してはかなりシリアスに捉えているようです。この事件後1年間謝罪ツアーなるものを続け、さらに彼自身のyoutubeチャンネルでも謝罪コメントしています。サブスク数9.8ミリオンになっていますがこんな数字でも気にする程度のレベルじゃない知名度なので、閲覧数よりも喋っている内容を聴いてもらいたいという本心は間違いないと思うのですがなんせ彼は世界トップレベルの役者なんですね。どうしても謝罪のコメントを見ていると本当の自分を出しているのか、セリフでも演技でもなく心の底からの言葉を語っているのかなんて考えてしまいました。彼はただテレビや観客の面前で奥さんが馬鹿にされたことに我慢できなかったんだと思いますが、彼のこのとっさの行動自体すら何故か既に映画のワンシーンのようにも感じてしまいます。自分の偏見なのかもしれないですがそのくらい彼の存在自体がパブリックフィギュアであり、彼が日常的にどうゆう行動をしても演技の一コマに見えてしまうのは怖い事ですね。

さらに詳細が気になる方は下記リンクも読んでみてください。今年はどの映画や俳優がノミネートされなんの賞をとるのか?そんなところは当日見てからのお楽しみにしましょう。

ちなみにオスカーとはアカデミー賞のニックネームだそうです。いくつか説があるようですが、その中でも有名なのはアカデミー賞の昔のエグセキュティブディレクター、マーガレット=ヘリック(Margaret Herrick)という人がアカデミー賞で贈与される像が彼女の叔父のオスカーに似ていたそうでそれからその名前が徐々に周りに広まり1934年までにはいつしかおおやけにオスカーと言われるそうになったようです *。 めでたしめでたし。

Rock is addressing the slap publicly for the first time in his Netflix special Selective Outrage.

“Y’all know what happened to me, getting smacked by Shug Smith,” Rock said at the end of his hour-long special, which streamed live on Netflix on March 4. “Everybody knows. Everybody fucking knows. Yes. It happened: Like a year ago, I got smacked at the fucking Oscars by this motherfucker.”

For those unfamiliar with the events, last year, Rock appeared onstage at the Oscars to present the award for best documentary. Smith and his wife, Jada Pinkett Smith, were both seated in the front row, as Smith was the favorite to take home the Oscar for Best Actor later that night for his performance in the biopic King Richard.

As Rock worked the crowd in the lead-up to presenting the award, his attention seemed to snag on Pinkett Smith, who was wearing an army-green gown and whose head was shaved following a diagnosis with alopecia.

“Jada, I love you,” Rock said. “G.I. Jane 2, can’t wait to see it, all right?”

As the camera cut to the Smiths for their reaction shots, Will could be seen laughing, but Jada looked deeply unamused. Rock went back to his presentation, and then seconds later, Smith marched onto the stage, slapped Rock in the face, and returned to his seat.

“Keep my wife’s name out your fucking mouth,” Smith shouted from the audience.

“Wow, dude,” said Rock. “It was a G.I. Jane joke.”

“Keep my wife’s name out your fucking mouth,” Smith repeated.

Why is it called the Oscars?

The Academy Awards trophy is officially called the Academy Award of Merit. But everyone knows the statue and ceremony by its unofficial nickname: the Oscars. Why is the statue called an Oscar? According to the official Academy Awards website, “While the origins of the moniker aren’t clear, a popular story has it that upon seeing the trophy for the first time, Academy librarian (and eventual executive director) Margaret Herrick remarked that it resembled her Uncle Oscar. The Academy didn’t adopt the nickname officially until 1939, but it was widely known enough by 1934 that Hollywood columnist Sidney Skolsky used it in a piece referring to Katharine Hepburn’s first Best Actress win.” Some other notes about the Oscars statue: it weighs just over eight-and-a-half pounds and stands 13 and a half inches tall.