ヒトコトLAトーキング #50 タナバタ in LA

スシ、テリヤキ、ニンジャ、ラーメン、アニメ、どれもアメリカでは通じる日本の言葉ですがタナバタは全般的にはあまり知られていないようです。笹の葉サーラサラとかそうゆう歌も聞かないです。ただし日本に関係している人には馴染みがあります。日系人、二世や三世の人達にとっては日本の文化に触れる良い機会のようです。

特にロサンゼルスでは日本のお店が多い街、リトルトーキョーやトーランスなどのエリアではタナバタフェスティバルなどのイベントが準備されているようです。検索するとロサンゼルスタナバタフェスティバルというサイトが出てきました。今年の七日は金曜日なので行ってみようかと思ったのですが “Coming in August 2023!”と書いてあります。八月になっちゃてるんですね。まあほんの1ヶ月ほどの違いなのでそのくらいは時差だと思っておきます。このフェスでは日本食のあるブースやコスプレコンテストを開催するようです。

その他、USCロングビーチカレッジという4年生の大学がロサンゼルスの南端にあるんですが、その広大な敷地の中の一角にジャパニーズガーデンというのがあります。その名のとうり日本庭園風で池があって鯉がいて、枯山水のような感じのものがあり、灯籠がありとかなり本格的に日本っぽいところですがそこでタナバタスターフェスティバルなんてものがあります。これも7日でなく週末7月9日で詳細が載ってはいませんが特別イベント用意しているようです。

海外で日本の文化を紹介している会社やグループなど、たまに見かけることがありいつも感じることがあるのですが、興味を持って真面目に習おうとする人達は大抵海外生まれ海外育ちの日系人だと感じます。日本人、つまり日本で育った人たちにとってはそれが当たり前なので必死に日本文化を伝えようとする人達はいるものの、その伝え方がどうしても当たり前の自分の文化をそうゆうものとしてただ伝えようとしてしまっているような気がしてならないです。例えば日本では家の中に入る時なぜ靴を脱ぐのかは、当たり前であり、まあ言っても部屋が汚れるからというくらいだと思うのですが、これを理解しようとする外人に説明する時には、もう少し掘り下げる必要があるのではと感じます。

The Japanese take off their shoes for cleanliness. Traditionally, the Japanese ate meals sitting on tatami mats instead of chairs, and they rolled out the futon to sleep on tatami floors. As they are very close to the floor, it’s not ok to bring the shoes into the house which would result in a dirty floor.

上記は日本で生まれ育ったことのない海外の人のブログの抜粋ですが説明の細かさに感銘します。日本ではもともと畳という床に直接布団をひいて寝る習慣と床に直接座り足の低い机で食事を取ったりと、靴の汚れが顔に近い状態を避けるためという事が書いてあります。ここまでは大体よく聞く一般的な説明ですがさらに続けてこうあります。

Seen this way, it seems logical to take off your shoes when you enter a house, but, as usual, things are not that simple in Japan. Yes, not only you have to take your shoes off, but you have to change into slippers. And there are different slippers for different rooms, and rooms where even slippers can’t be used and you have to enter barefoot or with socks… I guess you get the idea: it’s complicated! Now let me help you understand a little better how this shoe thing works so you won’t feel lost when you visit Japan.

上記のような理由で日本では家に入る際靴を脱ぐの事は理にかなっているがさらにややっこしいことには、靴を脱いで家に上がった際には、スリッパにチェンジしなければない。しかも違う部屋に行く時はさらにまた違うスリッパに履き替え場所によってはスリッパも許可されず裸足もしくは靴下で入らなければいけないこともある。日本に行った時に困惑しないよう整理してみよう!とさらに続きます。

The slippers you’re using in the house aren’t meant to be used in all the rooms. Wait, what? Yes, you read that right. If you need to use the bathroom of a traditional Japanese house, chances are that there will be another pair of slippers waiting for you. For the Japanese, the bathroom floor is not considered as clean as the rest of the house so you have to change slippers. Of course, once you finish your business in the bathroom, you have to switch slippers again.

部屋に上がって履くスリッパは全ての部屋に使えるわけではなく、和式トイレに行くにはそれ専用のスリッパを吐く必要ふがある。トイレの床は他の部屋に比べて汚いからだ。もちろん用を足した後にはまた元のスリッパに履き替える必要がある。

そして最後に靴を脱ぐ一般的な場所をリストしておこうと一般の家だけでなく、和食レストラン、お寺や神社、お茶のお手前、温泉、などかなり詳細まで網羅したコメントが入っています。

The most common places in Japan where you’ll need to take off your shoes are:

    • A person’s house: usually there’s a level difference at the entrance. This is where you’ll take off your shoes, and we’ll see later the right way to do it.
 
    • Traditional restaurants: those with low tables. And there’s also a level difference at the entrance.
    • Inside Shrines and temples
    • Tea Ceremony rooms
 
  • Onsen (Japanese hot springs) and sento (public baths)
  • Some traditional stores
これほどまでの詳細を考えた上で、家に上がる時に靴を脱ぐ理由の説明ができる純日本人はどれだけいるでしょうか?逆ももちろん然りですが、ロサンゼルスには移民が普通に生活している社会なのでこういった文化交流に慣れている人が多く各国独自の文化についての会話はかなり深遠なことがよくあります。特に一つの文化の中だけで成長した大人にとって、単純に自分たちと違うので面白おかしいだけでは本当にお互いを理解し合う事は難しいのかもしれないです。間違いなく海外移住者が増える日本にとっての今後の課題になるのかもしれません!などとまるでNHKのニュースコメントのようになってしまいました。タナバタの話だったのですが。まあ七月七日、日本では会話せずとも理解されるタナバタにこんな事を考えていたようです。
ちなみに7/7はアメリカでは何もない日なのかと思い調べたところ結構あるもんです。その一つ、ナショナル デイ オブ ロックンロールというのがありました。2020年に発足されたこのナショナルデイ。 Christina Alexander  というアメリカの女性が言い出しっぺのようです。残念ながら非公式のナショナルデーなので休日でもなんでもないですが、この日は一心不乱に3っつの教訓を踏まえロックに心を傾けるべき日なのです! 1. お気に入りのロックミュージックリストを作るべし。 2. ロックコンサートに行くべし 3. お気に入りのロックミュージックをSNSでシェアするべし。

NATIONAL DAY OF ROCK ‘N’ ROLL ACTIVITIES

  1. 1. Play rock records

    Make a playlist of your personal top-of-the-charts hits. Once that is done, now rock to the beat and lyrics all day long.

  2. 2.Attend a rock concert

    Whether it is a local concert organized by wanna-be rock stars or a big concert, celebrate by going to one. Don’t forget to show up dressed in the appropriate garb.

  3. 3. Share on social media

    We love sharing and informing others. Participate by sharing your favorite rock records with friends and family on social media.