きっと業種によりかなり違うと思いますが, 今自分の働いている会社では出社時の服装は厳密に定められていません。男子職員普段はほぼ全員ジーンズに襟付きのシャツ、そして運動靴です。中には普通にTシャツにジーンズの人も数人よく見かけます。女子職員はに関してはさすがに男性よりもおしゃれな感じがありますが、特にドレスやスーツなど来ている人は普段見かけません。ジーンズをはいている女性もよく見かけます。
それでも客の訪問や監査などのときは関係者たちは正装します。なのでたまにネクタイをつけている社員を見かけると来客がいることがすぐにわかります。
また、よくカジュアルフライデーなどという表現をよく聞きますが今の職場はあえていえばフォーマルフライデーという習慣があります。数年前だと思うのですが、会社のロゴの入ったポロシャツを 社員全員に配られたのですが誰も着ないのでせめて金曜日くらいは着てみるかと誰かがなんとなく言い出したのがきっかけです。決まりではないので全員ではないですが毎週金曜日になると同じシャツをきた人たちが自分を含め社内を右往左往しています。
もう一つたまに見る光景があります。日本を含め海外から顧客の方々はスーツで訪問され、こちらもそれに対応すべくそれ相当の服装でお互い初日は対面するものの、次の日また翌日になるとこちらのチームがだんだんと普段着の傾向になってきてしまいがちです。それに対して客の方々は毎日フォーマルなスーツで来てくれるので(ビジネストリップなのでもちろん沢山の服はもちあわせてないですね)、3日目くらいにはギャップがかなり激しくなってしまうこともありました。今では何度も来られる顧客は理解しているようで、二日目の訪問ではネクタイがなかったり、三日目なるとジャケットを着ていなかったりとこちらに合わせてくれているような感じがあります。少し申し訳ないような気もしますが、それもお互いの距離がちじまったということで勝手にポジティブにとらえるようにしています。
話がジーンズに戻ってしまいますが、それにしてもブルージーンズというのは本当にポピュラーだと思います。さすがにアメリカ発祥だけあります。きっとロスに点在す多くのアメリカ企業ではジーンズ着用での通常出社が認められているのではないでしょうか。気になったので少し調べてみると、ジーンズが職場に着用していいものかを定義図ける記事があったので紹介しておきます。この記事の結果から言うと、当たり前のことですが基本はケースバイケースで個人の判断によるものらしいです。
<https://www.realmenrealstyle.com/jeans-denim-work-professional/>
さらにこの記事の中で面白い箇所がありました。
”Japan produces some of the finest denim in the world, but you’re never ever going to attend a business event wearing jeans in the land of the rising sun!”
日本もいまではアメリカに負けないほどのジーンズプロデュース大国となっているようで、上記では、”世界でも有数なデニムをいくつかプロディースする国だ”といっていているのですが続けて、”しかし、この(日の昇る国でジーンズをはいていかなるビジネスイベントに決して参加してはいけない!”とかなり強い表現をしています。世界に比べ日本はプロフェッショナリズムを尊重する人種であり、いかなる環境や業界でもビジネスとして出会う人間をレスペクトしなければいけないという頑でまじめな一般的な日本企業の姿勢が海外に伝わっているように思えます。とてもいい姿勢だと思いますが、その一方、スーツにネクタイというのがフォーマルであるという絶対的な概念に依然として少し固執しすぎている会社もまだ多いのではと思われます。真夏の猛暑に対応するために掲げられたクールビズという表現が広まってから、ノーネクタイ・ノージャケットでの出勤もかなり多くなっているようですがアメリカ出張の際には、きっとそのくらいでちょうどいいのかもしれません。