ヒトコトLAトーキング #148 移民局取り締まり at ドジャースタジアム

移民局による違法移民取り締まりに反発するプロテストが始まって数週間、今週のロサンジェルスは少しは落ち着いてきたようです。そしてついに二刀流として頭角を表すドジャースの大谷選手のピッチャーとしての登板も今週。学生達もそろそろ夏休み。ロスにも平和な楽しい夏がやってくるのかと思いきや、今度はドジャースタジアムで違法移民取り締まりが始まったとまた騒ぎになりました。

どこのニュースでもすでに言っていますが移民局は違法移民取り締まりをドジャースタジアムでするためまずは球場側に許可を申し込んだが却下されました。その交渉中に通りがかった試合観戦者達がプロテストを始め騒ぎが拡大したとあります。ドジャースのXからの公式コメントからもこう書いてありこの日の試合は通常通りに行われるとあります。

“This morning, ICE agents came to Dodger Stadium and requested permission to access the parking lots. They were denied entry to the grounds by the organization. Tonight’s game will be played as scheduled,” the team said in a post on X.

これに対して移民局側はこれを否定しています。彼らは取り締まりをするためにドジャースタジアムにエージェントを送ってはいない。数台の車でスタジアム近辺を走行中、その一台が故障したためその辺りで長く足止めをくっただけだそうで違法移民取り締まるをするつもりはなかったらしいです。ドジャースタジアムの周辺は住宅街ではなくどちらかというとダウンタウンから分け隔てる感じで緑地や公園に囲まれています。そんな所でスタジアムに行く以外なんのようだったんだと思いますがどちらの言い方も全く違うので本当はどうなのか分からないです。ただ確かなことはその時実際捕まった人間はいない事と移民局に対してロスの人間は相当敏感になっているという事でしょう。

US Customs and Border Protection vehicles were in a nearby parking lot on or near the grounds, and one of them had a car malfunction that caused them to stay longer, according to a CBP official who maintained there were no operations related to the MLB club.

怪我人が出るような事はなかったものの全国ニュースになるほどの大騒ぎにはなり球団側の立場も考慮したかったのでしょうか、またはスポーツ観戦するという誰にでも持てる特権を汚され憤慨したのか分かりませんがドジャース球団側は今回の騒ぎでワンミリオンドル、およそ一億円を今回ロサンジェルスの違法移民取り締まりで影響を受けた家族に捧げると発表しました。

今回の一連の移民局による違法移民一掃の騒ぎで、他にもドジャースに影響する出来事がありました。

大リーグの試合前に必ず演奏されるアメリカ国家ですがネザと呼ばれるヒスパニックシンガーはスペイン語で国家斉唱をしました。演奏を依頼された数週間前、彼女はスペイン語と英語半分ずつで歌う事を尋ねていたそうですが球団が否定することはなかったそうで実際演奏が始まると全てスペイン語で歌うことを決めたそうです。これによる球団の反応はやはり中立であるため彼女がドジャースタジアムで国歌斉唱を依頼されることはないであろうと伝えたそうです。ただしスペイン語での国歌斉唱に関して今回はお咎めなしだそうです。それも納得できます。

ちなみに彼女の歌ったスペイン語バージョンの訳は ペルーのある作詞・作曲家によるもので1945年、当時のルーズベルト大統領が一任でラテンアメリカ諸国に対する“Good Neighbor Policy”いわゆる有効政策の一環だったもので、歴史上で見ればスペイン語バージョンが公式に使用される事はあったんですね。

ロサンジェルスは昔メキシコの一部だったことがあります。今はしばらくの間アメリカとなってるだけとも考えられるわけで、長い歴史で見ると誰にとって何が違法移民となるのか規定する事自体ボケてきそうです。野球観戦の時くらい国籍も考えずただ楽しみたいものです。