てなわけでアメリカでは感謝祭ウイークになりました。毎年11月最後の木曜日が感謝祭なので大抵の会社は翌日金曜日も休みにして週末を含めた4連休となる企業は多いです。日本でいうところのお盆みたいなもので木曜日は閉まっている店も多くそれぞれの家庭でターキーを食べて一家団らんする以外はあまりすることはありません。昼間海岸沿いの道を行くあてもなく散歩をしてみるとどこからか感謝祭とはほんとはなんなんだろうという会話が聞こえてきました。どうやら彼らはアメリカ移住してきた家族のようで地元アメリカではどう教わるのだろうと言っているのを聞いて確かに不思議に思いました。
昼間海岸沿いの道を行くあてもなく散歩をしてみるとどこからか感謝祭とはほんとはなんなんだろうという会話が聞こえてきました。どうやら彼らはアメリカ移住してきた家族のようで地元アメリカではどう教わるのだろうと言っているのを聞いて確かに不思議に思ったので検索してみましたがどうやら思ったほど単純ではないようです。
In elementary school, most of us probably learned that English religious exiles began establishing civilization in what they called “the new world,” winning over the local Indigenous people already living there with promises of friendship. Then, the Native Americans taught the new arrivals how to grow crops to sustain their growing society and everybody lived happily ever after. Well, not quite. The real story is far more complicated, not to mention a lot less kid-friendly. In reality, the peace that brought the Wampanoag and the settlers together at that historic table wasn’t as easy to come by as we’d like to believe. A lot of bloodshed took place both before and after that first feast, and mistreatment of Native Americans continues to this day. That’s why many Native Americans and others mark Thanksgiving as a solemn day of remembrance instead of celebration.
特にちびっ子達が学ぶ小学校で感謝祭の歴史の内容に関して刺激になるような表現をはぶかなければいけないようです。 基本アメリカ先住民達を敬おうという日ですが、彼らはヨーロッパからの異住民を現地素材を使った豪華な食事でもてなし友情という絆を使ってお互いハッピーに生活しましたというのが小学校で習う概要のようですが本当の歴史はそんな平和なものではなかったようです。
先住民にとって海外からいきなり領土を横取りしにきた白人達は脅威であり友好的であるはずがなく、かなり多くの犠牲者が出たのは歴史上の事実なんだそうです。そのため、多くのネイティブアメリカン達は感謝祭をめでたい祝日ではなく厳粛な記念日として扱うべきだと主張する人の多いわけです。
今のアメリカの子供達はほとんどが移民してきた家族の子孫なわけなので説明が難しいわけです。特にトランプ政権となる現在、移民に関するトピックは強制送還を考慮される可能性のあるグループにとっては敏感なことなわけで彼らの子供達にとって今の感謝祭とは何が自分たちにとってハッピーな祭りごとなんだとさらに混乱させる可能性もあります。
そうは言っても感謝祭という祝日がすでに設定されている以上、この日くらいはアメリカに住む全ての人に平等に祝福されるべきだと沢山のボランティア活動が活発に行われます。ロサンジェルスの街だけでも十数箇所のフリーターキーをもらえる場所があります。アメリカ市民であろうが違法移民であろうが関係なくもらえます。これもアメリカの良いところです。弱い立場にある人をサポートできる機会を増やそうと真剣に取り組む団体を素直に受け入れる国民性、そして国自体もそれをバックアップする姿勢は日本ももう少し見習っても良いのではと思います。