学生ビザには F-1という種類が一般的です。アメリカの短大や4年生の大学に通うにはまずこのビザの更新手続きが最初のプロセスになります。大学ではもうすぐ冬休みに入りますが、この留学ビザ保有者は注意が必要だと言っています。
CARAPEZZA: Well, most colleges aren’t saying much, but there are some. The ones you mentioned and a handful of schools here in New England – UMass Amherst, MIT and Wesleyan – have all reached out to international students urging them to return to the U.S. before January 20. Harvard also contacted its international students this week.
CARAPEZZA: Well, I think many administrators are revisiting Trump’s track record. You know, in his first term, new foreign student enrollment dropped by 12 percentage points. You’ll remember there was the travel ban targeting several majority Muslim countries, heightened visa scrutiny, and then in 2020, the mandate for all international students to attend classes in person even during the pandemic. Now, this time around, Trump is promising even stricter policies. At a rally in New Jersey this summer, he warned foreign students involved in campus protests.
“When I am president, we will not allow our colleges to be taken over by violent radicals,” Trump said at a rally in New Jersey earlier this year. “If you come here from another country and try to bring jihadism or anti-Americanism or antisemitism to our campuses, we will immediately deport you.”
“私が大統領になったら過激な学生運動は許さん。もしそんな留学生がいたらすぐに強制帰国させてやる” と言っています。海外留学生全般につてのコメントなので特に現在戦争によりネガティブな影響を受けている国からの入国に関しての警告なはずですが、要するに中近東に向かっての発言捉えていいのではと思えます。この時期にまさかイランからアメリカ留学に来るようなおおらかな人はいないと思いますが。
ちなみにアメリカへの留学生が1番多い国は中国なんですね。すでに中国からの移民の絶対数が多いのが理由だとは思いますが2021−2022年の中国からの留学生はおよそ29万人とダントツの一位でした。ちなみに2位は約20万人のインドです。3位からは桁が一つ減り約4万人の韓国。4位のカナダ、5位にベトナム、6位に台湾、7位になぜかサウジアラビアとなっています。ほとんどがアジア諸国ですが日本の順位は思ったより低く11位の1,3449人となっています。中国の留学生の十分の1以下ですね。やはり景気と少子化の影響でしょうか。ロサンゼルスにはチャイナタウン、コリアンタウン、リトルトーキョーと呼ばれる日本人タウンそれぞれありますが留学生の数に比例しているようです。ダウンタウンのそばにある日本人街はこれら二つに比べるとかなり小さくて控えめです。数で張り合う意味はないのですがなんだか少し負けている気がします。
多くの留学生を受け入れていることで有名な大学がロサンゼルスにあります。 USC (ユンバーシティーオブサザンカリフォルニア)と呼ばれるかなりレベルの高い有名私立大学なのですが留学生達に1月20日までにはアメリカに戻ってきているようにと告知を出しています。春の授業は1月13日からのようなのでそれまでに戻っている必要はあるのですが、それでも何が起こるか分からないので念のためにと本当にどうなるのか誰にもわかっていないようです。
今まで使っていたアメリカ入国に必要な書類にさらに追加の証明書などが必要になる可能性もあるでしょう。そうなるとまた面倒くさい手続きがあり入国までにさらに時間もかかるわけで、やっと遅れても戻ってきてからも欠席していた授業についていくのは留学生にとってかなり大変なはずです。単位が取れない場合、成績は移民局へレポートされるため最悪の場合せっかく取った学生ビザを失い母国へ戻らざるを得ない事になる可能性もあるでしょう。そんな知り合いも昔いました。
来年の移民法の変化はこれからさらに厳しくなりそうで、アメリカへ来る日本人留学生の数はこの後4年間はさらに下がっていくような気がします。