ヒトコトLAトーキング #132 プロテスト in LA

現在アメリカにはおよそ1100万人の違法移民者がいると考えれられているそうです。トランプ大統領令により移民局が動き出し国中で違法移民一掃の動きでロサンジェルスの街も騒ぎだしています。

ダウンタウンのそばを走っているフリーウエイ101でプロテストがありました。メキシコの旗を掲げて練り歩く人達が道をふさいでしまいました。警察との大きな衝突はなく平和的なプロテストだったようです。確かこの日は水曜日の朝だったと思うのですが会社の何人はこのおかげでその日は会社に来るのを諦めたと言っていました。結局夜までこのプロテストは続きかなりの通勤者に影響が出ました。周りの世間話を聞いているとまあしょうがねえなあという寛大な印象を感じました。トランプ大統領のいきなりの無茶振りに対しての西海岸の人の一般的な反応のような気がします。

ダウンタウンから車で北へ30分くらいくらいのところにあるバンナイスというエリアにあるハイスクールでも生徒達が学校から抜け出しシティーホールへ向けてラリーを始めました。きっと日本では見れない光景でしょう。授業中に大人数の生徒が学校から抜け出したらどんな理由であっても教師達は一応規則があるからとか示しが付かないとかわちゃわちゃくだらない事を言い出し、謹慎だの停学だの処分を考えるのでしょうが子供達にも平和的に反抗する権利があると考えるのがアメリカのようです。堂々と校舎を出ていく生徒達をニュースで報道していましたが、誰も止める教師は見ませんでした。

ただしこの大統領令に関して言えば止めるどころか教師や親も一緒に飛び出したいほどかもしれません。そのくらい切羽詰まった状況になる可能性もあるからです。アメリカ移民局は違法移民検挙のため捜査の枠を法が許す限り広げていくようで、学校、教会、病院などの施設内にも立入検査をする可能性があるとも聞きました。なのでこれに対して教育機関 (LAUSD)も黙ってるわけにはいかないと強く反抗する意見もあるようです。

As President Donald Trump steps up immigration enforcement operations – with ICE raids, arrests and deportations nationwide – school officials are being asked by worried parents: what will happen if the federal agency shows up on campus?

In response to Trump removing the sensitive locations immigration policy – which prevented U.S. Immigration and Customs Enforcement (ICE) agents from making arrests in schools, churches and hospitals – Alberto Carvalho, superintendent of the Los Angeles Unified School District (LAUSD), stated emphatically in a recent media interview that LAUSD students will be protected.

“We shall not allow a federal entity to go into our schools to take action specific to immigration,” he said. “I have a moral and professional responsibility to care for these kids and their families.”

今週から始まったプロテストは色々なところで起こっていますがほとんどが平和的に行われているようですが、ダウンタウンではついに怪我人が出てしまいました。17歳の子が誰かに背中や肩を刺され重体だそうです。救急車で病院に運ばれたようですが何に不満があったのでしょうか。犯人は明らかになっていないようですが警察によれば周りにいたティーンの一人ではないかとのことです。

歴史的に見ると昔カリフォルニアはスペインによって統治されていたことがあります。1821年頃までそんな状態だった後、次はメキシコにより領土が占領されました。もっと昔にはアメリカはもともと先住民インディアンの場所でもあり長い目でみれば実際誰がこの場所に住んでいいのかなんてのはその時領土を自分達の場所だと決めた連中が勝手に決めた事のようですでに人種などどうでもいいような気がします。今の政府のトレンドは多分ほんの一部の違法移民が起こした重犯罪を例にとり、アメリカ全移民に対しての脅しのようにも思えます。犯罪者とは勿論悪いことをした連中なわけで裁かれる必要はあるけれど違法移民とは法に反しているが犯罪者ではなく全く別なはずだと思うのですが。プロテストはまだ続いています。移民局は違法移民を見つけては国外退去作業を毎日続けています。これから4年間、トランプ政権の続く限りこの作業は繰り返されるのでしょうか。反発ムードは高まる一方なので4年も続けられるとは思えないのですが分かることは被害者はいつも社会的弱者なわけです。国をよくするとは一体誰にとってどう良いのか考えてしまいます。