ヒトコトLAトーキング #134 US vs Canada Face Off

今週アメリカとカナダの戦いがついに始まってしまいました。トランプ大統領によるカナダへの挑発的な発言によるものとしか考えられないのですがかなりえげつない戦いとなりました。
この戦いは 4 ネーションズフェースオフ というアイスホッケーの国際試合です。文字通りカナダ、フィンランド、スウェーデン、アメリカの4ネーションでの試合だったのですがアメリカとカナダの決勝戦が特に白熱しました。試合内容よりも2国間の政治的対立によりいがみ合っている印象だったのですがとにかく試合前から敵対心むき出しです。特にカナダチームファンはアメリカ国歌斉唱中にいきなりの大ブーイングをしだしてリンクがどよめきます。勿論これは先日トランプ大統領が言ったカナダはアメリカの51個目の州になるべきだぞってコメントに反発するもので、カナダ国歌斉唱の時は大合唱になっていました。

スポーツが政治に影響されるってのは不快なもんです。アメリカチームファン側から見るとこれはスポーツであり国歌斉唱のブーイングは Rude (無礼) だと冷静な事を言っています。カナダチームファン側の意見はもう少し言いたい事があるようで、カナダがアメリカの一部になるなんて言ったアメリカ大統領は今まで聞いた事ねえぞ! “I am not ok with the American!” おらあアメリカ人とは仲良くできねえ!なんてインタビューに答えているカナダ人がいます。ある別のカナダチーム側の人は、ブーイングは本来恥じるべきものでありトランプ大統領のコメントに対して反対のメッセージを世論に届ける必要があるべきでこの場面でのブーイングはやはりちょっと相応しくないとも言っています。これももっともな意見です。またある別のコメントでは、”It is a sport and so, it’s kinda time to just have fun and not to take it so seriously.” これはスポーツなんで政治の事なんかで真剣になんないでただ楽しみゃいいじゃねえか。と中立的な表現もありました。これには全く同感です。

国歌斉唱中ブーイングの一悶着から始まり、チームアナウンスやスポンサーのコマーシャルなどメインディッシュ前のオードブルのような部分がやっと終わりついに試合が始まります。本当のホッケーファンはここからが1番楽しいところです。リンク中央でホッケーパックがレフリーから落とされる試合開始の瞬間、いきなり二チーム間でケンカが始まります。誰が何をやったのかさえはっきりわかりません。もはや最初からお互い殴ってやるつもりだったようにも見えます。また観客はこれでさらに盛り上がりますが試合は仕切り直しです。そして再開した瞬間またケンカです。さっきと同じように両チーム一人ずつグラブをはずしシャツの袖をまくって殴り合います。試合開始からたった3秒の出来事です。アメリカチーム選手達は国歌斉唱のブーイングがかなり気に食わなかったらしくそれをモチベーションに試合に挑むと言っていたようですが、かなり熱すぎるように見えます。中継アナウンサーも, “We tohught it would be a wild night here, Montreal! “この試合はワイルドなものになるだろうと思っていました!と解説するほどです。ほとんど始まっていない中で再度試合再開、アメリカチームがカナダゴール側にパックを運んだ瞬間にまたさらにケンカです。中継アナウンサーも, “Eventually, we’ll get some  hocky here as three tilts in 9 seconds!” 試合開始9秒で3回ものケンカになってしまいましたがこれでもうやっとホッケーの試合がみれるでしょう! と言葉たくみにこんな状況を説明しています。そしてさらにすぐ解説者はレフリーの一人に説明を聞いていますがこれもまたおかしいです。”グレートな試合だ!選手達のアドレナリンでまくってます。どれも反則などは見られないので審判側はどうする事もできないです。なんせ選手が勝手にグローブをとっていきなり殴り合い始めるんですから。”

ホッケーファンにとってプレー以外のこうゆう所が一つの見どころでしょうが気になるこの試合結果は3−2でカナダが優勝となりました。アメリカが勝っていたら暴動でも起きていたかもしれません。いつか何かの国際試合でアメリカとメキシコ決戦がある時は同じような”グレート”な試合がみれるかもしれません。関税をいきなりあげるだの、メキシコ湾をアメリカ湾に勝手に変えようとするだので色々不満を持っている国です。ただのスポーツとはいえ南米の熱い奴らはとんでもないことをやらかしそうな気もします。