ヒトコトLAトーキング #164 メジャーリー チャンピオンシップ

アメリカ大リーグが今熱いです。 日本のパリーグ・セリーグのように二つのリーグがあります。アメリカンリーグ、American League Championship Series (ALCS) 、ナショナルリーグ、 National League Championship Series (NLCS)、ここからついに来週にはベスト4が決まりそうです。昨晩ロサンジェルスドジャースがフィラデルフィアを破りナショナルリーグ決勝出場が決まりました。

ナショナルリーグでの準決勝、ドジャースの対戦相手はフィラデルフィアとの4試合だったのですが、アメリカのニュースではどう伝えたのでしょうか。

Philadelphia did have a good start, taking a 3-0 lead after two innings. However, Los Angeles scored five unanswered runs in the sixth and seventh frames to take control of the game.

まずは第一ゲームですが先発ピッチャーは大谷選手です。初回2回までにすでに3点取られてしいました。フィラデルフィアにとっては良いスタートですが結果的にはドジャースが “five unanswered runs”となったとあります。これはファイブラン、5回ランナーが帰ってきたということなので5点とったということですね。unanswered=相手チームから応答がない、つまりフィラデルフィアはこの6回と7回のイニングで一点も取れなかったと言っています。最終的にドジャースはこの試合を”take control” 主導権を握り5対3でドジャースの勝利。

打者でも出場していた大谷選手はこの試合ではあまりいいとこなかったようでチームに救われました。佐々木選手に関しては見事にリリーフの役を務めたと褒め称えていました。

As Dodgers first baseman Freddie Freeman rolled onto his back, holding his mitt skyward like a trophy, Citizens Bank Park held its breath. But safe in Freeman’s glove, somehow, was the final out of NLDS Game.

Freeman’s acrobatic scoop gave Los Angeles in a soul-crushing, gut-churning loss for the 45,653 home fans.

第二ゲーム, 最後のイニングで一塁手のフレディーフリーマンは仰向けに転がってミットをトロフィーのように空に掲げたその様子にフィラデルフィアのホームグラウンド、シチズンパークの観客は固唾をのんだとあります。フィラデルフィアファンの思いも虚しくボールはフリーマンのミットの中で無事収まり、結果はアウト。これで試合終了となりました。 結果的にドジャースが勝ったので言えることなのですがフリーマンのアクロバティックなボールのキャッチ。要するにファインプレーですがこれでロサンゼルスは45,653人のホームファンを “soul crashing” 心を打ち砕いたと言っています。さらに “gut-churning” gutはガッツ, 肝というか心中を churning=かき回す。フィラデルフィアファンの心を逆立てるようなイライラするような負け方になってしまったと言う感じでしょうか。 ちなみに大谷選手は2試合目にしてようやくヒットを打ちました。
They squeezed them down to their last gasps. They backed off and gave them new life. In any ordinary five-game playoff series, a team leading two-games-to-none can lose a game and maintain a clear advantage. But the heavyweight happenings here between the Dodgers and Philadelphia Phillies is no ordinary series. And by losing a potential clinching Game 3 Wednesday night at a stunned and boo-filled Chavez Ravine, the Dodgers are suddenly and dangerously close to blowing it.
第3試合、彼らは最後の息が絶えるまで彼らを絞り、後退しながら新たな命を与えた。と直訳だと何の話なのか全くわからないです。英語のスポーツ中継が理解しにくい良い例だと思うのですが、やたらドラマティックに大袈裟に表現するんですよね。この試合を見た人は想像がつくかもしれませんが主語となる”彼ら”はドジャースのことです。”they gave them a new life” 彼らはまるで命を与えた世紀末の救世主のような言い方ですが要するにフィラデルフィアが生き残ったということですね。 普通5試合のゲームで2ゲームを勝利していれば一度くらい負けてもまだ余裕はあるが, “heavy weight” とてもシリアスでヘビーな出来事であるドジャースとフィラデルフィア戦はそんな普通に物事は進まない!とそんな感じで言っています。 ゲーム3はロサンジェルスドジャースタジアムだったので、多くの地元ファンの驚きとブーイングが球場を包みこんだとあります。Chavez Ravine とは昔ドジャースタジアムが建設される前の地元の地名ですが、ここに住んでいたメキシカン・アメリカンの地主たちがスタジアム建設のために半ば強制的に土地を奪われたという逸話があります。なぜこの言葉を使ったのかはわかりませんがとにかくこの敗戦はドジャースにとってかなり危険な立場になったといっています。 ちなみに選抜投手は山本選手からででした。きっと日本でも多くの人が応援していたでしょう。

In what started as a pitchers’ duel between two dominant starters, then morphed into a battle of the bullpens that stretched into extra innings, the Dodgers finally prevailed with a rally in the 11th, when they loaded the bases on singles from Tommy Edman and Muncy, then a two-out walk from Kiké Hernández

Then, in a blink, the shocking end unfolded.

On another sinker, Pages cracked his bat on a two-hopper that went skipping to the mound. Kerkering didn’t field it cleanly, with the ball hitting off his foot and bouncing in the direction of the plate. But by the time he grabbed it, Pages was still only halfway up the first baseline — leaving plenty of time for the scrambling pitcher to throw to first.

Instead…

Kerkering panicked and rushed a throw to the plate. The ball sailed on him and missed Realmuto.

Kim crossed the plate, then went back and stomped on it again just to be certain. Kerkering bent over in immediate regret. The Dodgers poured out of the dugout in equal parts celebration and disbelief.

2人の強力な先発投手による投手戦として始まり、終盤戦では延長戦にまで及びブルペンからの戦略戦へと変わりました。11回裏ドジャースの攻撃で、トミー・エドマンとマンシーのシングルヒットで満塁、さらに2アウトからキケ・エルナンデスの四球でドジャースが反撃しついに勝利を収めました。と、シンプルにいうと最後は劇的なエンディングのように聞こえますが、実際の所なんじゃそりゃって感じで試合は終わります。

2アウトでボテボテのピッチャーゴロ、一塁に投げ簡単に処理して次の延長へ持ち越しとなるべきでしたがカーカリングはパニックになってしまいホームに向かう走者をアウトにしようと咄嗟にキャッチャーに投げた球があさっての方向に飛びセーフ、ドジャースのさよなら勝利となってしまいました。しかも3塁からホームに帰ってきたキムヘソンは、キャッチャーがボールを取った時ホームベース踏んでなかったようなんですね。ボールがソレタッチできなかったのでそこですでにフィリーチームは皆がっくりきていて見逃していたようですがこれに気づいていればもしかしたらキャッチャーがボールを掴みキムをアウトにできていたかもしれないんですね。これに気づいたキムはすぐに戻ってもう一度ホームを踏んでいました。これにはフィリーにとってダブルで落ち込む事実です。

 

日本のプロ野球ではこんな試合はまず見れないでしょう。こんなことがあったらファンの皆さんやスポンサーに申し訳ないと守備もとことん練習しているのでしょう。実際日本の野球の守備は大リーグ選手に比べやたら機敏な身のこなしに見えます。プロであるからには打てるだけでなく守備も人一倍でなければいけないとトレーニングされているのでしょうが、今回のフィリーのようなうっかりがなさすぎてどうも面白くない気もします。

ともあれ来週LAドジャースの試合はナショナルリーグ決勝です。大谷選手がもしも9回裏満塁でピッチャーゴロが来てもパニックにならず丁寧に処理して優勝して欲しいですねえ。