7月になってまず出てくる会話といえば連休は何をするか、ニュースを見れば連休の混雑状況など大体アメリカ全土で浮かれムードになります。関税問題、減税法案、違法移民取り締まりなど騒々しい問題でアメリカは騒いでいますが独立記念日はそんなもん忘れて庭や公園、とにかくどこでもいいからバーベキューに勤しむおじさんたちが現れる日でもあります。
そして独立記念日といえば花火です。ロサンジェルスでは花火禁止です。独立記念日であっても関係ないのですが毎年そんなの全く無視状態です。この日の夜は360度どこからみても花火が見えるくらいです。見ていて楽しいのは間違いないのですが、昔誰かが道で上げた打ち上げ花火が隣の家の壁に直撃、軽く警察沙汰になったり、もっと深刻なのは上げた花火が枯れ木にあたり街が騒ぎ出す火事になったりとかそんなニュースをよく聞くのも独立記念日ならではです。今年も間違いなくアメリカのどこかでそんな事件があると思っていたらやっぱりありました。カリフォルニア州の首都サクラメントのそばにある花火製造工場なる建物が爆発したというのです。従業員7人の行方が分かっていないそうでかなりシビアな事件です。これによりサンホセという街主催の花火大会も中止になるとのことです。
さらに花火の事故は相次いで起きています。ロサンジェルス北部、パコイマという住宅街で箱に入っていた花火が家に引火し、3棟が焼け一人が亡くなったそうです。
そして別のまちシミバレーという街でも家が一軒焼け落ちました。ニュースの見出しでは “Deadly Fireworks Exposion”とあります。エクスプロージョンなので爆発となりますが、この家のオーナーは違法に花火を製造・販売していたらしく何らかの理由で火がついて家ごと爆発。彼も亡くなりました。
花火で人がこれだけ死ぬニュースはこの独立記念日くらいではないでしょうか。街を管理する側はやはりなんとか自粛させたくもなるものです。
今年はそれだけでなく違法移民取りによって起きたプロテスト騒動が起きてからまだ数週間、これに関しての火種はまだ消えていないわけで、ロスの街で花火が上がればまた騒ぎが拡大する懸念も高まっているようでロスの地元自治体はイベントを中止する傾向にあるようです。
独立記念日は文字通り独立を果たしアメリカは自分達の国だと宣言した日ですが逆にいえばそれを逆らう奴らを追い出すことに成功した日と言えることになるのでしょうか。今の違法移民取り締まりを誇りに思うアメリカ人は統計では半数以上いるようで実際違法移民として捕まった人数もかなり増えたと聞きます。しかしながら何故か素直に喜んでいいのか微妙な所です。
