ヒトコトLAトーキング #211 地獄のジェットコースター in LA

ロサンジェルスダウンタウンからフリーウエイ5に乗って40分ほど北に行くと見えてくるのがシックスフラッグスという遊園地。違う州にいくつかのシックスフラッグスがありますがロスにあるものはマジックマウンテインとも呼ばれています。ここにあるジェットコースターは結構こえーと昔から有名でしたがそれもそのはずで、ここにあるコースターでは結構死人が出てるくらいなんです。

シックスフラッグスは1961年にオープンしましたがそれから今まで15から20人ほどがアメリカ全土にあるシックスフラッグスのジェットコースターの事故で亡くなっているようです。AIで聞いているこの数字ですが3つのカテゴリーに分けられるそうです。

Track Strikes: コースターで働く従業員または乗客が落とした帽子や携帯などを撮りに線路に入った時に轢かれてしまう事故。あり得なさそうですがもし自分が携帯を落としたら思わずやってしまいそうです。

Medical Emergencies: コースターのあまりの加速度で心臓発作や脳出血を引き起こす場合があるそうです。正常の人は問題ないとは言われていますが既往症や未診断の疾患のある人は特にこれらの症状になる可能性が多いようです。

Falls and Restraint Failures: インドかタイか忘れましたがどこかで誰かが載せていたユーチューブで見たものは手作り感満載のジェットコースターで安全レバーから体がすり抜け落ちてしまった動画を見たことがありますがアメリカでもそんな事故はあるもんなんですね。

過去およそ60年間でこの人数が多いのかどうかはわかりませんが娯楽施設の乗り物で命を落とすということがあってはならないことなので意外と驚いてしまう数字です。

マジックマウンテインにある目玉商品がX2と呼ばれるコースター。かなりおっかないことで有名で遠くからわざわざ乗りにくる人も多いようです。 X2の乗車時間は2分程。最高時速 およそ128キロ。椅子に足を置くとこがないのがまたおっかない理由の一つでしょうか。コースターに乗るというより、ブランコのようなものぶら下がるイメージです。このブランコのような椅子自体も360度縦に回るようで、レールで回転するコースターからのさらに椅子が回るような感じのようです。おっかないのと気持ち悪いのがいいバランスなのでしょうか。

それにしてもなぜ今シックスフラッグスの事故について話題になっているかというと この上級者向けおっかなコースターX2の引退が決定されたんですね。

現在事故にあった被害者達との裁判ざたが原因です。その一つは今年の出来事で、ある26歳の女性がX2に乗車してから脳に異常をきたし病院へ搬送され、手術を終えた後から現在まで依然昏睡状態が続いているそうです。さらにその後すぐ別の女性も病院へ運ばれ似たような診断をされました。一命は取り留め退院はしたものの、いまだにひどい頭痛と脳に霧がかかったようなぼんやり感覚が抜けないらしく、さらにはひきつけなどの発作を防ぐため薬を飲み続けなければいけないんだそうです。またさらに別のケースでは今から4年前、サンディエゴ大学の卒業生がX2を乗った後に倒れて次の日、手術の甲斐もなく亡くなりました。死因は脳が片方に極端に遠心力で圧迫され大量に出血したことだそうです。どちらのケースもすでに脳への圧迫とX2の関係を明らかにしているようです。

これらに関係した弁護士達によれば彼らのようなケースは他にも100以上はあるのではないかと声をあげているそうですが、上記を見ても年齢や性別には関係なく事故は起きているようです。どんなに体を鍛えても人間の脳みそはこれほどのコースターの動きについていけるようにできていないのが事実なんでしょう。

遊園地での一番人気は大体いつでもジェットコースター。こんなニュースを見たら遊園地に連れて行く親も黙って見ているわけにはいかなそうです。金を払って遊びに来て怪我した被害者にとっては悲痛の思いになるのは理解ができます。回転もしない、スピードも遅いコースターだったらつまらない。早すぎてぐるぐる回りすぎれば怪我人が出て危ない。絶対安全だけどちょっとやばそうくらいのがいいのかも知れません。
ちなみに全米歴史上、怪我人を出した一番危険なジェットコースターはなんだろうという素朴な質問での回答は、ラフライダーと呼ばれるものらしいです。1907年、ニューヨークにあったコースターらしいのですが当時はスピード超過などのルールもなくしかも調整はマニュアル。ある時、いつもより少し早く走らせたコースターがカーブで脱線、搭乗者が投げ出された事故が数件あったそうです。

ジェットコースターなどを扱う遊園地経営者の競合は今はVRなんじゃないかと思います。ゲームばかりで外で遊んできなさいという親達は、遊園地の事故を考えれば家でゲームしなさいと変わるのかも知れませんねえ。

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