アメリカ移住計画をしている方に朗報です。新たな移民プログラム、ゴールドカードが申請できるようになりそうです。ただしキャッチは5ミリオンダラーの費用がかかることです。これに価値を見出すかどうかは人によるので高いか安いかはそれぞれなんでしょう。
このアイデアは現存する EB5という移住プログラムをやめようという所から来ているようです。EB5は海外の投資家が申請できるもので、要するに金使いの荒い海外移住者を集めてアメリカに金を落っことさせようという目的でできたものらしいのですが、基本企業中心の投資なのでアメリカ政府に金が回ってくるのは税金以外実際あまりないようで、トランプ陣営に言わせれば これはただ安くグリーンカードを取得しようとしているだけで、しかも申請者もグリーンカードが欲しいだけで申請内容が正しくないものが多いので、”Nonsense, ナンセンス” であり “fraud, 詐欺” みたいなもんなんだそうです。
このEB5ですが1990年に設立されてからこれまで丁寧にサポートされてきたようで、バイデン前大統領も2022年にこのプログラムのリフォームを実施しています。相当バイデン前大統領が気に入らなかったのかわかりませんがとにかくトランプ大統領は新しいプログラムで全て一掃しようとしているようにも思えます。
商務長官によれば現在20万人ほどがEB5の申請中であり、これほどの人数がゴールドカードに申請したら1トリリオンドル、軽く一兆円超えとなる金額が政府に入る計算になると期待しているようです。実際のEB5申請者の数はもっと低いらしいですがとにかく新しい収入源をさっさと始めようと起案する所は日本ではできないことかもしれないです。
“it was full of nonsense, make believe and fraud, and it was a way to get a green card that was low price. So the president said, rather than having this sort of ridiculous EB-5 program, we’re going to end the EB-5 program. We’re going to replace it with the Trump gold card,” Commerce Secretary Howard Lutnick told reporters on Tuesday.
ゴールドカードをおよそ7億円ほどで購入すれば永住権が手に入るというわけですが、実は似たようなことをしている国がもうすでにあったんですね。
カナダ:The Quebec Immigrant Investor Program – このプログラムの費用は 1.2 ミリオンカナダドル, およそ一億3千万ほどになります。
アラブ首長国連合 :ドバイなどのエリアですがゴールデンビザというものがあるようです。5年から10年間滞在許可が出る投資家や企業家用のビザです。
イギリス:Investors Visa というものがあります。 およそ3億7千万円ほどになります、。
マルタ共和国:市民権を得るために必要な “Donation 寄付金” 一億2千万円ほどと投資が必要だそうです。
これらの移民費用だけ見てもトランプ大統領の提案するゴールドカードがダントツに高いです。これだけ払える海外のリッチが他の国でなくアメリカを選ぶ理由があるのでしょうか。
ゴールドカードの取得資格ですがトランプ大統領の直接の言葉によると意外とわかりやすいです。“It’ll be people with money,” 金持ってる奴らだそうです。ただし:
However, all applicants will undergo thorough vetting to ensure they are “wonderful, world-class global citizens”, according to Lutnick.
申請には ”徹底した素晴らしくグローバル市民である事を証明するための厳正な審査をする必要はある”と付け加えられています。結局今まで行われている入国審査もしくはそれ以上のルールが課せられるのかもしれません。そうなるとゴールドカードの欲しがる世界中の金持ちはかなり特別な理由でアメリカに一定期間住む必要があるんでしょうねえ。トランプ大統領が望む世界中の金持ちが集中してすむ国になると、アメリカはどうなるのかは正直自分にははっきりわかりませんがアメリカ一般庶民にとっては必ずしも住みやすい場所になるとは思えないんですねえ。単純に考えてアメリカ生活水準が上がれば生活全般は潤うわけですが、そうなる過程で今の平均収入程度の一般人達がそれに合わせていく必要があるように思われます。細かいことはわかりませんが例えば物価が多少上がったとしても庶民はそれを賄える収入になるように頑張れとか、または税金のブラケットが調整され低収入所得者でも高い納税を義務付けられる事になっても庶民はさらに収入を得るようなんとかしろ、もしくは金持ちがやる税金対策をやれるよう勉強しろとか、今以上に金だけを考慮した競争社会ができていきそうでとてもアイデアとは思えないんですね。勿論これは自分の勝手な考えですが。
実際の所このゴールドカードの申請開始時期や申請書類などの詳細はUSCIS 移民局サイトにはまだ何も記載されていなくまだただの議案の一つに過ぎないので実現するかどうかはわかりませんが、あまりにも自分に’とって突拍子もなかった事なのでヒトコト言ってみたかった次第です。これからの4年間色々変わってきそうです。