ヒトコトLAトーキング #176 アメリカ労働時間事情

諸事情で今日本にいますが、仕事も休んでばかりいられないので通常通りアメリカ西海岸の時間帯で働いています。大体日本時間の夜10時頃からログインして働き始めているのですが、その時間だと現在冬時間の西海岸で朝の5時に仕事を始めることになります。朝日も登る前ですがそんな時間から現地でちゃんと働いている人達って必ずいるんですよね。前から気づいてはいたのですがアメリカ人は実際よく働く人種なんだと思うんですね。他の国と比べてどうなのか気になってきました。

結果から言うと去年2025年の順位は5位だったようです。一年の平均労働時間はおよそ2000時間とあるので土日を抜くと(週末を一年で104日とした場合)1日の勤務時間は大体7.7時間、なのでほぼ通常のフルタイムとなりむしろ標準的な気もします。

アメリカ人の平均賃金を見ると世界の中でも最も高いとあります。まあこれもただの目安であり世界に比べて物価がそれだけ高いとも言えるでしょう。

またストレスを抱えているアメリカ人労働者の数はヨーロッパ諸国と比べて比較的低いようですが、その理由には自分が “Burn out” バーンアウト、いわゆる燃え尽き症候群としての自覚がないのが理由のようです。確かに今まで自分のいた職場でそんな状態の人は聞いたことがないです。聞いていなかっただけかもしませんが。

5. United States (52.5)


American workers put in nearly 2,000 hours per year, with just 11 public holidays. At the other end of the scale, salaries are the highest, averaging AU$127,830, though half of the workers in the US (50%) still report experiencing significant daily stress.

Interestingly, searches for “burnout” are relatively low at 12 per 100k population, suggesting that while stress is common, it may be less openly acknowledged or discussed compared to Europe.

ちなみに労働時間の最も長い国は意外にもメキシコでした。イメージ的にメキシコと聞くと陽気でおおらかな人達、こんばん家族でバーベキューするからもう帰るよなんてイメージなんですが意外とそうでもないようで、年間平均労働時間は2300時間、一般の国民の休日はたったの7日だそうです。平日の平均労働時間はおよそ9時間。驚くほど長くはないけれど少なくても毎日1時間ほどの残業というイメージでしょうか。少なくても毎日家族で夕食を取れる時間はありそうです。

そして日本の順位ですが2024年の統計によれば世界で21位になっています。一年の平均労働時間は1617時間。土日を抜くとおおよそ1日6.21時間となりますがそんなわけないです。

アメリカ国民の休日は年間11日、日本の休日は16日間なので5日も休日が多いことになります。そうすると上記の1日の時間はほんの少し長くなりますが、フルタイムで8時間労働きっかりもしくはそれ以内の時間帯で毎日帰れる中小企業なんて実際存在しないのではいのでしょうか。これらサイトでの統計には、報告されていない実際のオーバータイム時間は多分入っていないので日本や韓国、もしくは中国などのアジア先進諸国の実質労働時間はきっとクレージーなほどもっとあるのでやはりこの数字はあくまで世界規模で見た各国の労働基準法をもとにした一般的な目安なんでしょう。

では世界で最も平均労働時間が短いのはどこかとGemini に聞いてみると、イエメンとオランダと回答が来ました。

2025年の統計ではイエメンの1週間平均労働時間は25.9時間だそうです。通常フルタイムと言われる労働時間40時間の半分に近いくらいです。続いてオランダでは26.8時間とありますがこちらも驚くくらい低い数字です。どちらも羨ましい限りなのですが、この数字だけでは見えてこない Productivity という大きな違いがこの二つの国にはあるようです。要するに生産性の違いですがイエメンではものすごく不安定な経済情勢のようで安定した仕事もまず見つけるのが大変であり、国のインフラもろくでもない状態らしく満足な労働環境すら整っていないというのが大きな理由のようです。一方オランダでは全く逆のようで、とても高い生産性で国自体も豊かなので労働者はパートタイムでもやっていけるという余裕がある事がこの数字の理由だそうです。どちらが住みやすい国かは一目瞭然のようですが、どこへ行ってもこすっからく適当にうまくやっている連中もいれば、不器用でも与えれた環境で真剣に仕事に取り組む人もいるわけで、どれだけそんな連中が多いかって所がそれぞれの国の平均として反映されるんでしょうかねえ。ただ一つ言えることはこれからの世界で1番労働時間の長い連中はAIなんだと思うわけで、国別での統計以外に人間 vs AI という数字での比較が出てくるんでしょう。おっかないねえ。