ヒトコトLAトーキング #204 中等教育学校のルールチェンジ in LA

カリフォルニア州の教育・福祉プログラムでは常に学校のルールを改定していますが今年夏の学期から大きなアップデートがあるようです。特に最近一番熱い議論になっているのは授業中のスマホでしょう。講義もそっちのけでSNSだった時期から、今ではそれに加えてチャットGPTで回答を即座に作成。結果主義の会社でならば問題ないのですが、考えるプロセスを学ぶ場所ではやはりスマホは相容れないものです。教える側も聞いてもらえなきゃそりゃあムカついてきます。
数年前、カリフォルニア州知事が州議会法案3216というものにサインしましたが、これは2026年7月までに全ての中等学校の生徒によるスマートフォンの使用を制限しようというルールです。下記はサンフランシスコ地域の学校からの告知ですがどの学校も今はスマホ使用に関してはっきりと定義付けしているようです。
The resulting changes go into effect this school year. As a very high level summary:
  • All students need to turn off and put away their personal devices during instructional times.
  • Elementary and middle school students need to keep their devices off and away during non-instructional times, too (i.e., phones are off bell to bell).
  • High school students can use devices during non-instructional times.
All students can use phones in class if:
  • There is an emergency
  • They need it for medical reasons
  • It is part of a student’s IEP
  • The teacher wants students to use their phones for instructional reason.
講義の間、個人のスマホは “Turn Off”, “Put Away”とあります。電源を切ってしまっておけということです。小学校、中学校では、”device off and away during non-instructional tiems too” 講義中以外でもスマホをオフにしてしまっておかなければいけないそうです。つまり学校にいる間はスマホ使用を禁じるということです。これはかなり厳しいかもしれませんが高校では講義以外での使用は可能のようです。高校生は少し大人の仲間入りということなんでしょうが、きっとこれからの子供達はこすっからいことを思いてなんとかスマホを使おうとするんでしょう。その努力を普通の勉強に使いなさいなんて言葉がすでにどこからともなく聞こえそうです。 授業中スマホ使用例外に関しては、命に関わる緊急事や IEP(Individual Educational Program, ハンディキャップの人など個別の教育プログラム)、もしくは教師が講義に関係する理由でで特別にスマホの使用を認める場合だけだそうです。

別の学校ルールはトイレに関してです。 中学、高校では少なくても学校に1箇所はオールジェンダー・ジェンダーニュートラル用のトイレを設備しなくてはいけないそうです。この目的としては全ての生徒が恥や偏見を感じることなくトイレを使用できるようにと考慮されたそうです。これにより、安全かつ包括的な学校環境が養われると考えているそうですが、なかなかそう簡単に解決できる問題でもなさそうな気もします。一般的にLGBTQ+キッズ達はどうしてもいじめを多く受けてしまうという事実があるからです。トイレ環境だけでなく体育での種目や着替えなど、全て徹底して定義付けをするのがいいのか、子供達がうまく歩み寄れる環境を理解し、公共に現存するインフラに柔軟に対応していく能力を身につけるべきなのか。難しい問題なんですねえ。

Senate Bill 760, signed by the governor in 2023, requires that signs identify the designated bathroom as being open to all genders and that it be kept unlocked during school hours.

The purpose of all-gender bathrooms is to allow any student to use a bathroom without shame or stigma, according to California Department of Education guidance to schools.

“SB 760 is a measure that aims to create a safe and inclusive environment not only for non-binary students, but for all students, by requiring each public school to establish at least one all-gender restroom,” said former Sen. Josh Newman, author of the bill.

そしてもう一つは児童保護に関してです。学校で働く職員のバックグラウンドチェックをさらに強化しようというものです。ムショ上がりで生まれつきクレージーな人殺し、見かけも明日のジョーの丹下段平みたいにわかりやすい風体なおっさんが小学校で働いていれば親ならどうしても心配になるわけです。かといって真面目そうなメガネに痩せ細った頭の良さそうな変態も困るわけで、見かけでどうこうは言えないけれどしっかりとバックグラウンドチェックを徹底して欲しいものです。アメリカではこれらヘンタイな奴らは捕まれば厳しく罰せられます。これに関しては日本の方が早くなんとかするべきだと思いますがどうなってんでしょうか。 この児童保護の強化は学校の先生達にもトレーニングを勧めているようで、性的搾取や虐待のサインなどを教師が早期に見つけることで大事を避ける目的だそうです。

. Safety & Child Protection (SB 848)

  • Who it covers: K–12 public schools, charter schools, and private schools.

  • Impact on Junior High & High Schools: This law targets abuse prevention by expanding background checks for job applicants and mandating staff/student training on recognizing signs of grooming or inappropriate behavior. It also requires student ID cards in secondary schools (middle and high schools) to include crisis prevention hotline numbers.

聞けば中国では学校でAIを使って講義をしている学校もすでにあるとか。いつかどこもそうなるのは時間の問題のような気もしますが今の所、日本もアメリカもAIは学校から遠ざけるべきものという判断のようです。AIで育った子供達は従来の教育で育った子供達に比べてどれだけスマートに育つのか。それともやっぱり発達を遅らせるのか。チャットGPTではAI教育は効果的な使い方によって大きく変化すると言っています。

もしかすると将来一番賢くなるのは、

「AIを使わない子」でも「AIに全部任せる子」でもなく、AIを使いながら自分でも深く考えられる子だと思います。

極端に言えば、

AIは「頭脳の代わり」に使うと人間を弱くする可能性がある。
「頭脳を拡張する道具」として使えば、人間をものすごく強くする可能性がある。

僕はこの違いが、AI教育の最大のポイントになると思います。

そしてさらに面白いのは、AI時代の子どもと、AI以前に育った大人では「そもそも頭の使い方そのもの」が違う世代になる可能性があることです。これはスマホ世代以上の変化になるかもしれません。

だそうです。イーロンマスクの言っていた”Future is amazing!” というのは本当なんでしょう。ただ人類はすでにAIなしでは生きていけない世界を作ってしまったようです。学校の先生達はスマホのAIを非難しますがそのうち教壇に立つ人型ロボットを非難する時代が来るんでしょう。職を失う人間教師がユニオンで頑張ったところで何になるのか。他の業種ではすでに始まっているだけにもう時間問題なのかもしれません。ああこわい。

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